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勇者の復讐  作者: にけ
プロローグ
56/84

襲いかかる危機

ここの主たちはどうやらミハイルがここに浸入していることに気づいていないらしい。足音はどこかで止まった。距離が離れているせいなのか、話し声はほとんど聞こえない。


少しずつ話し声が聞こえる方向に近づく。少しずつ話し声が聞こえてきた。声が聞こえるぎりぎりまで近づくと声の質から男が二人に女が一人だと分かった。しばらく話を聞いていると、どうやらこの二人の男女は何かを企んでいるらしい。ただ断片的で何の事を話しているかは全く分らなかった。


 さらに聞き耳を立てようと一歩前に歩み出たとき床に落ちていた小枝を踏みしめてしまった。乾いた音が廃屋に響く。しまった! と思ったときにすでに壁に空いた穴に向かって走り出していた。


「お前はたちは外に回りこめ。絶対逃がすな」

 一人の男の甲高い怒鳴り声がが聞こえる。同時に男女の激しい足音が外に向かった。

 

 ミスっちまった……。

 

三対一だ。まともにやったら勝ち目はない。こんなところに住んでいる連中だ。一筋縄ではいかないだろう。

 

 空いている穴から外に出、素早く誰もいないか確かめる。外から一人の足音が近づいてくる。もう一人は逆のほうからだ。廃屋の中からも足音が近づいてくる。挟撃しようとしているに違いない。


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