表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の復讐  作者: にけ
プロローグ
29/84

再び別れた二人

「ところで兄貴はあの後どこへ行ったんですか」

「図書館さ。ここ数日の新聞を目を通していた」

「何か分かりましたか」


「団長が殺されたのは一週間前。当然翌朝の新聞にはでかでかと事件の詳細と原因が一面に書かれてたさ。暁の稲妻の団長死す! 犯人はミハイル・ドランコフってな。なんでこんなに早く断定するんだろうなって思ったさ。二日目も三日目は特別変わったことはかかれていなかった。事件に進展はなく、犯人は未だ逃亡中。このくらいだった。四日目、五日と読んでいくうちにある奇妙なことに気づいた。団長が殺されたことが大きく取り上げられることはなく、暁の稲妻内部の争いのことが多くなっていったんだ」


「それは捜査に進展がないからじゃないですか」


「その考えもあるだろう。しかしこの国の警察や軍隊はそんなに無能だったか? オレは少なくともそう思ったことはない。何か表に出すことが出来ない理由があるんじゃないかと考えている。それに団長の死因一つ書かれていない。遺体はすでに発見されているにもかかわらずだ。明らかに何かあるとオレは思っている」


「確かに言われてみれば怪しいですね」

「よし。お前はカルサスの所在とコレックでに行きオレを襲った竜のことと竜伝説、そしてフローラとその子共に調査に専念してくれ」

 ニールは力強くうなずき立ち上がった。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ