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何故か旧ソ連に来ちゃった?!  作者: 桜花
停戦、そして内戦...
96/112

北カフカース

ゴーリキー郊外、北カフカース軍管区隷下予備第一師団


「...なぁ知ってるか?」

「ん?何をだ?」

「...同志スターリンがモスクワで監禁されてるらしいぞ」

「...は?あの、同志スターリンが?...じゃあこの鎮圧命令は...」

「他の誰かの命令という事だ」

「ん?何の話をしているんだ?」

「...今モスクワで同志スターリンが監禁されてるらしい」

「...はぁ?じゃあ我々に出した命令は誰が出したんだよ」

「...多分だが、陸軍元帥、ゲオルギー・ジューコフだと思う...」

「...ふざけんな。おい、この話を聞いたやつは周りに流せ」

「何を、やるんだ?」

「反乱だ。同志スターリンの命令だと思ったから嫌々ながら同志スクリャノフを鎮圧しようとしているのに...ふざけるな」

「...やるのか?」

「ああ。誰だろうが潰してやるよ!」

「...良し、あとは上手く行けば...」


......


20分後


「...良し、てめぇら行くぞ!」

「おう!」

「祖国の為に!」

「「聖戦を...!」」」

「Υρααααα!!」


......


モスクワ、クレムリン、執務室


「...良し。あとは最低でもカフカース予備第一師団が来れば...」


バタン!


「同志ジューコフ!」

「静かにしろ!」

「は、はい...」

「...で、何だ?」

「は、はい。北カフカース軍管区の予備第一師団が反乱しました!」

「...何ぃ?!」

「今彼らは猛スピードで此方に向かっています!」

「...何故だ...何故...」

「スターリンを監禁しているという情報が漏れたようです...」

「...まさか...北カフカース軍管区にZSIRが...」

「し、しかし兵力は2万人です。我々は4万人、大丈夫かと思います...」

「...確かにそれはそうだな...はぁ...よし、守りを固めたまえ」

「はっ!」


......


20分後...


「失礼します!」

「っ...今度は何だ!」

「...北カフカース軍管区が反乱を起こしました!」

「...何ぃ?!北カフカース軍管区全部か?!」

「はい!司令部ごと寝返りました!こちらへ総勢10万送られると予想されます!」

「くっ...!今すぐモスクワ軍管区とレニングラード軍管区から予備師団を引っ張り出せ!」


バタン!


「朗報です!」

「っ...何だ?」

「シベリア鉄道が動き出しました」

「そうか!それは良かっ...た...?」

「ど、どうなさいましたか...?」

「あれだけ梃子でも動かなかった奴等が今更動くか...?」

「...まさか!」

「嘘だろ...?極東方面軍も来るのか...?!確か極東方面軍は未だ200万は有しているぞ!」

「っ...今すぐ鉄道を止めろ!強制執行だ!」

「だ、駄目です!鉄道警備隊と争う事になります!もしそうなったらレニングラード軍管区の師団の移動が更に...!」

「ならば軍を投入して叩き潰せ...!」

「し、しかし...!」

「命令だ!」

「...分かりました」


パタン...


「...くそっ!」


...私の家族が...私の家族が...!くそったれ!

はい、作者の桜花です。


まず前回のタイトルの答え、というかそれしかしない...


...はい、正解はドビュッシー作曲の『英雄の子守唄 ベルギー国王アルベール1世とその兵士達を称えて』、でした。


...分かる筈がありませんね。

この曲は第一次世界大戦にてドイツ帝国に侵攻されたものの、国を最後まで守り抜き、独立したまま戦勝国になった小国、ベルギーの曲です。


彼らの働きが無ければ最悪ロンドンが陥落していた可能性もあり、様々な面で称えられております。


因みに第二次の時のベルギー国王は国民の安全を優先し、あっさりと敵を通してしまいました。

その為国民からは第一次と比べられ非常に軽蔑されているのは言うまでもありません。



では、また次回まで。

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