革命宣言
ちょっと短いですが...
「...万国のプロレタリアートよ。我々は今危機を迎えている。
ソビエト連邦の首都、モスクワではクーデターが起き、その首謀者が今まで共に戦ってきた大日本帝国と敵対しようとしているのだ。
...彼らは我々に多くの贈り物をくれた。軍艦の設計図を与えてくれた。技官も送ってくれた。
...そんな国に、恩を仇で返すのが礼儀だろうか?
いや、そんな事は断じて無い。
...それでも、もし恩を仇で返す様な事をしたならば、少なくともソビエト連邦を心の底から誇れる事は無くなるだろう。
例えそれで繁栄の時代が来ようとも、それは虚偽の繁栄であり、いずれ虚偽の繁栄という仮面は剥がされ、正義の女神は秤を均等に保ち、正しき賞罰を与える事を人類に求めるだろう。
...私はお前の先祖はこういう悪い事をしたからこうなったんだ、という嘘の自虐史観で人々が卑屈になっていくのを黙って見てはいられない。
...願わくは、心を入れ替える事を願う。
元赤軍特殊参謀総長特別大将、ミハイル・ヴィサリオノヴィチ・スクリャノフ」
...はぁ...
「同志...」
「...私は社会主義と民主主義を合わせたような国を作ろうと思う。もし嫌だというなら、
私を殺したまえ」
「っ...!あ、貴方...?」
「...」
...やはり無理、か。
「ハイル・スクリャノフ!」
「...え?ボルマン...?」
「私は協力しますよ、同志」
「おま、え...」
「...俺もだ!もうこんな恐怖政治があってたまるか!」
「そうだそうだ!」
「お前ら...」
「我々はドイツ人又はドイツ系の者です、同志。
...私達は最後まで付いていきます」
有難う...
「...KGBは」
「もう既に指揮権は貴方に移譲しています。...改めて、KGBゴーリキー支部は同志に付いていきます」
「...そう、か」
「...もう一度再建国だ、同志ペチュコフ」
「はい。最高の国家にしましょう、同志ボルマン」
...行ける。これなら行ける。
私はそう確信した。
「...さぁ、行こう!同志達よ!」
「「Ураааааа!!」」
はい、作者の桜花です。
...遅れて申し訳ありません。
次回は早く投稿出来るようにし...たいです。
え?今回が最終回では無かったのかって?
...あるエッセイを見て変わりました!←
...という事で...もうあと短いですが、これからもよろしくお願いします!
それでは。




