別荘
?
「っ...」
こ、ここは何処だ?
「っ...!あ、貴方...?」
「...え、エカテリーナ...?」
「!ええ、そうよ。私よ」
「っ...ここは何処だ?」
「病院よ、国立第一病院」
「...そうか」
「...ええ。」
「...ミハイル・アレクセーエヴナ・エカテリーナ」
「っ...な、何かしら?」
「大帝のあれとはな...」
「...え?」
「知らないのも仕方無いか...」
「な、何が?」
「あとで教えるよ...」
「う、うん...」
「...ところで今日は何日だ?」
「...1942年1月7日よ」
「そうか...もう始まってるか...」
「ううん、まだ始まってないわよ...」
「...え?な、何故だ?」
「貴方が倒れて約一週間繰り下げになったのよ...」
「...それは申し訳なかったな」
「セルゲイ・ゴルシコフ中将は貴方を心配しながら行ったのよ...?」
「そうか...」
「...」
「...戦争が終わったら自由の身だ。終わったら一緒に国内旅行でもしようか」
「...ええ」
「...エカテリーナ?嬉しくないのか...?」
「...カチューシャって呼んで...?」
「...成程...カチューシャ、おいで?」
俺は途中から声を元に戻した。
「はぅ...あ、あなた...」
「相変わらず声には弱いなぁ...」
俺は優しく抱き締めた...
「だ、だって貴方の声が優しいもの...」
「そうか...?」
「ええ、そうよ...」
「そうか...カチューシャ、大好きだ」
「も、もぅ...」
カチューシャは顔を真っ赤に染めた。
「本当に可愛いなぁ...」
「っ...んっ...!」
「...!」
ディ、ディープ!
......
カチューシャが息切れしてる...
「...カチューシャ、良いか?」
俺は優しく言った...
「...ええ、お願い」
この後はお楽しみでした...




