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何故か旧ソ連に来ちゃった?!  作者: 桜花
英米戦争
76/112

ソビエト連邦

1941年12月22日午前8時

クレムリン、


「さ、報告会を始めよう」

「私から」

「どうした、ベリヤ」

「最近少しずつアメリカ滞在のKGB職員。またコミンテルン職員との通信が途絶える事が増えてきました...」

「アメリカも本気を出し始めたようですね...」

「...そうか」

「そしてシベリア鉄道の新しい名称が決まり、電気複線化終了しました」

「名前は何だね?」

「ヨーロッパ鉄道です。車両に軌間可変機を付け、他国の鉄道に乗り入れ可能にしました」

「...え、ま、待って下さい。今何と言いましたか?」

「軌間可変機を取り付け」

「...この国やはりチートだ...」

「流石だろう?同志スクリャノフ」

「ええ、お見事です...私もそろそろ要らなくなってきたかな、と思う位に...」

「...」

「その件なんだが...」


私は空気が変わったように思ったから姿勢を正した。


「...この作戦が終わったら第一線を退いてくれないか?同志スクリャノフ」

「......ご命令とあらば」

「...分かった、終わったら命令を出す」

「分かりました、同志スターリン」

「では次はアメリカの軍備状況です」

「ふむ...」

「現在アメリカは史実でいう1955年辺りの技術かと思われます」

「...」

「ですので少々妨害が強いかもしれません」

「構わん、最悪物量で叩き潰してやる。少なくとも我々は1960年代の技術力を持っているんだ、負ける事はない」

「分かりました」

「他に何か無いかな?」

「...」

「では解散としよう」


......



「同志スクリャノフ」

「何でしょうか、同志モロトフ」

「何故反対しなかった」

「と、言いますと」

「っ......ふざけないで欲しい。何故実質“失脚宣言”を受け入れた...」

「必要無しと判断されたので」

「...本当に政治欲の無いやつなんだな、同志は」

「政治欲...?そんなものありません...私はこの国を良くしたいと元々思っていました。何故ここまで酷い事が起きなきゃいけないんだ。もっと良い歴史を辿ってもいいじゃないか」

「同志...」

「そして運命の悪戯か。この国へ来れました。そして役立てる事に感謝した。私は第二の祖国の為、愛国者となりました」

「...」

「ですのでもう良いんです。私はここまで祖国、ソビエト=ロシア、ソビエト連邦を良く出来たので」

「...そうか」

「...その代わりこれからはゆっくり休ませて貰いますよ?同志モロトフ」

「...分かった、私が保証しよう」

「有難う御座います。やっと...肩の荷を下ろせ...る...」


あ、意識が...やば...


................


..............


............


..........


........


......


....


..


.


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