冬戦争
はい、冬戦争が始まりました。(尚直ぐ終わってしまう模様・・・。)
まあ・・・ではそうぞ。
ゲオルギー・ジューコフ率いる第一近衛軍約六万人とイワン・チュレネフ率いる第一戦車師団が電撃戦を始める。
尚内訳はこうなっている。
第一近衛師団(約二万人)
・七個歩兵連隊(約九千人)
・六個歩兵大隊(約六千人)
・重迫撃砲大隊(120mm迫撃砲PM-38×120門)
・歩兵砲大隊(M1938 76mm山砲×80門)
・対戦車砲大隊(53-K 45mm対戦車砲×80門)
・砲兵連隊
・3個野砲大隊(76mm野砲M1939×180門)
・三個榴弾砲大隊(122mm榴弾砲M1938×180門)
・三個自走砲大隊(SU-57×180両)
・工兵二個大隊(約二千人)
第一戦車師団
・六個戦車連隊(T-34×1000両)
・機械化歩兵二個連隊
勿論史実の反省を含め、対土、防寒対策をしている。
つまり何処からでも侵攻できるということである。
最初の史実でのサッラの戦いは相手が少ないこともあり、また電撃戦により簡単に河川を突破。占領は第一近衛軍がほんの数日で終了。尚敵はほぼ殲滅したとの報告。また此方の損害は戦車一両、装甲車五両、歩兵約三十人だった。
流石近衛軍。此れには一応スターリン同志が喜んでいた。
そしてフィンランド軍は少し士気が下がったようだ。NKVDがそう報告した。
そしてトルヴァヤルヴィの戦い。流石に先の戦闘の事態を危険に思い、防衛力温存の為撤退。
だがソ連軍は追撃を行い、包囲する。徐々に範囲を狭めていきながら倒していく。
第一近衛軍第一歩兵大隊隷下第二小隊第五班
「何処だ?」
「静かにしろ。近くにいるかもしれないんだぞ?」
「了解...」
「ったく爆撃すれば一掃できるのに...」
「一応目的は練度向上の為、との。」
「はいはい...」
「ただ追い込んじゃ駄目だと思うんだよなぁ。」
「何故だ?」
「窮鼠猫を噛む。」
「あぁ...」
「ん?無線?こちら第五班班長。はい、はい、はい。分かりました。では。」
「班長どうした?」
「いや、此れ以上侵攻を遅めてはならないから爆撃を行うだそうだ。」
「成程な。じゃあ我々はどうすれば良い?」
「狭めた範囲を示すために事前に渡した旗を上空からでも分かるように置いておけ、だと。」
「了解。」
この後俺達は旗を分かるように置いて本隊に戻った。
第一近衛軍は既に先に行っている第一戦車師団を追いかけた。
そして状況が動き出したのは不思議に思ったフィンランド軍。
「...遅い、何故ソ連軍は我々を攻撃しないんだ...」
「まさか我々に怯えて撤退したんじゃ?」
「それはない。彼らだって全力で戦っているのだ。」
彼は直感で分かっていたのだ。今回のソ連軍は今までとは違う、と。
そしてある音が聞こえてくる。
ヒューン!
「!?」
「嘘だろ!?」
「全隊員、散らばれ!」
「了解!」
爆撃が始まる。
一難去ってまた一難とは此の事だ。
ヒューン!
ヒューン!
ヒューン!
何発も投下される。
そして一発目、着弾。
ズドーン!
「ぎゃあああ!?足があああ!!」
辺りに沢山の血が撒き散らされる。
「ひっ!?」
「衛生兵~!衛生兵~!」
...しかし呼んでも誰も来ない...遂に協力心より恐怖心が勝ったのだ。これではもう不可能だろう。そう、恐怖心が人の心を覆ったら、自我を忘れ自分だけ助かろうとする。そうなるともう軍は終わりなのだ。
何と言ったって軍、いや全ての組織は協力しなければ成功せずただただ消え去るだけだからである。
これからこの隊、いやフィンランド軍も各々最終的には撃破される道が待っている...
書いている自分が言うのも何だけど終わり方が自分にとっては怖い。(確信)
まあはい・・・次で冬戦争終わりそうだ・・・。(困惑)
まあ進化したソ連軍だからね!仕方ないね!←
ではご意見、ご感想。お待ちしております。