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何故か旧ソ連に来ちゃった?!  作者: 桜花
英米戦争
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新婚旅行 6

同年同日 四時五十二分

フィンランド上空(機内)

「ただいま。」

「...お帰りなさい...」

「...どうした?物凄く暗いが...」

「...貴方と首相との会話を聴いていたの...」

「っ...!」

「...どういう事?貴方。狙われている?嘘でしょ?何で一番この国の発展に貢献している人が、貴方が狙われなきゃいけないの?」

「落ち着け、カチューシャ。」

「自分で発展の芽を潰そうとしているってただの無能以外に何もないじゃない...というかこういう時こそ権力を使って全て潰すべきでしょ?違うの?」

「...38...」

「え...?」

「俺を暗殺しようとしている組織の元の数だ。」

「っ...つまりまだ減った方っていう事...?」

「ああ...」

「何よそれ...」

「NKVDも頑張ってはいるのだが...」

「呆れた...ここまで酷いのね...」

「まあ辛抱強く待つしかないさ、ああ...」

「...私は何があっても貴方を護るから...」

「...有難う、カチューシャ。」

私はカチューシャの頭を優しく撫でた...

「んっ...気持ち良い...(微笑む)」

...やっぱりカチューシャは自慢の妻だ...

「ニヤケチャって...何考えているの?」

おや、私としたことが。ニヤケてしまっていたか...

「いや、やっぱりカチューシャは自慢の妻だなぁ、と思ってな。」

「え...っ~...!!」///

「え、ど、どうした?」

「唐突に惚気ないでよ...照れちゃうじゃない...」///

カチューシャが顔を真っ赤にして言う。

「すまんすまん...(苦笑)」

「...でもまぁ...そんな貴方も大好きよ...?」///

「っ...ったく...言ってくれるな...」

そんな事を言いながら俺は優しく微笑む...

「大好きよ、貴方。」

「俺もだ、カチューシャ。」

俺はカチューシャを優しく抱き締めた...

いつまでもこんな平和な生活が続けば良いなぁ...

そう思いながら一年後に対米戦が待っている事を思い出して悲しくなった...

勿論カチューシャは俺が悲しい顔している事は分からなかったと思う...そう信じたい...

何があっても勝たなければ...

そう思いながらカチューシャを力強く抱き締めた...

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