宴会
1941年 二月二十八日 十八時
「さ、今回の司会は私、モロトフがさせていただきます。今回の主役は我々の偉大なる特殊大将とその妻、カチューシャさんです。」
イエーイ!
ヒューヒュー!!
「皆さん、有難う御座います。今日は今までの政治関係を白紙に戻した状態でお楽しみ下さい。その方が楽ですしね。では最高の同志達よ、これからも宜しく頼みます!」
ヒューヒュー!
ハイルミハイル!!
我等の最高の同志!!
「み、皆さん...(苦笑い)まあでは次はカチューシャ、宜しく。」
「分かったわ。」
ヒューヒュー!
美人だ!!
ハイルカチューシャさん!!
「相変わらずですね...でも、有難う御座います。(微笑む)」
うおっ?!一人カチューシャさんが可愛すぎて倒れたぞ!
看護室に連れてけ!
今なら言える!カチューシャにゃんのおっぱ
おい!ここに総統閣下が紛れているぞ!捜し出して連れていけ!
待ってってば!!う、うわぁ~!!
...
「...物凄い混沌としてますね...(苦笑い)でも...それでも私はそんな貴方達が好きですよ?(微笑む)」
ここに...ここに女神が...
ハイルカチューシャさん!!
「これからも二人を宜しくお願いします。(微笑む)」
勿論です!
ハイルカチューシャさん!!
「さ、次は来賓をご紹介します。まず我が国の最高の指導者、スターリン同志です。」
「宜しく頼む。」
「イギリスの首相、ウィンストン・チャーチル首相。」
「今は彼らを祝福したい、今日は宜しく。」
「イタリアの指導者、ムッソリーニ。」
「カチューシャさん、可愛いです。」
お、おう...
「...有難う御座います、ムッソリーニさん。(微笑む)」
(神対応だ...)
「では次は」
「アドルフ・ヒトラーだ。」
?!
「死んだと思っただろう?あれは嘘だ。」
「よし、NKVD、殺して良し。」
「ちょ、待ってってば!ユダヤ人を抹消するんだろ?私にもさせるんだ。」
「よし、殺して良し。」
「カチューシャにゃんのおっぱ」
ダダダダ!
「...とでも思ったか...」
「ヒトラーおじさん?」
「!カチューシャさん...?」
「一緒にユダヤ人狩り頑張りましょうね?」
「ハイルカチューシャさん!!」
(流石カチューシャさんだ...)
「次は大日本帝国の外相、松岡洋介。」
「今上陛下直々に大命を預かってまいりました、宜しくお願いします。」
「等など多数の来賓が来ております。...ではスターリン同志の乾杯の言葉を。」
「ああ、分かった。」
...
「今日はミハイル同志が言った通り、今までの政治関係を白紙に戻し、二人の幸せを祝って貰いたい。今言いたいのはそれだけだ。では二人の幸せを祝って、乾杯!!」
乾杯!!
「っ...やっぱりウォッカは美味しいな...なあ、カチューシャ。」
「ええ...(微笑む)」
「ミハイル同志!スピリタスはいかがですか?」
「...流石にスピリタスはやめておくよ。」
「じゃあ私が飲もうかしら...」
「いや、やめておいた方が...」
「私は酒に強いから大丈夫よ。」
「いや、そういう問題じゃ...」
「んっ...美味いわ...」
「ああ~...やっちまった...」
「ミハイル?どうしたのかね?」
「...カチューシャは酔うと凄い事になるんですよ...」
「凄い事...?」
「ええ...」
「...貴方~大好き~、...えへへ~」///
カチューシャが抱きついて来る。
「酔うと物凄く甘えて来るんです...」
「...それは最高じゃないか...」
「頭撫でて頂戴?」
「はいはい。」
俺は優しく頭を撫でてあげる。
「ん...やっぱり貴方に撫でられると落ち着く...(微笑む)」
「...ったく...本当にお前は...」
カチューシャを優しく抱きしめる...
「大好き、貴方...んっ...」
「っ...ったくもう...」
おら!飲めや!
あっはっは!
「...どんちゃん騒ぎですね...(苦笑い)」
「ああ...(苦笑い)」
「ところで貴方...?」
「ん、どうした?」
「新婚旅行は...」
「っ...し、新婚旅行か...?」
「ええ...流石に無いって泣くわよ...?」
涙目になる...
「も、もう少し待ってくれ。な?お願いだから...」
「嫌よ...もう何度もう少し待ってって言うのよ...」
「...」
「ミハイル同志。」
「...何ですか?スターリン同志。」
「新婚旅行行ってこい。」
「え...」
「流石にカチューシャが可哀相だ...一年位行って来い...」
「で、でも...」
「まだ艦艇の建造も終わっていないんだ。命令だ、行ってこい。」
「...分かりました、有難う御座います、スターリン同志...」
「有難う、スターリン同志。(微笑む)」
「...まあカチューシャだから許すか...楽しんで来いよ?ミハイル、カチューシャ。」
「はい。」
「分かったわ。」
...あるぇ...ヒトラーおじさん自殺したはずじゃ...それに弾が当たっている筈なのに死なないって...
...まあ良いか...←
では次回もお楽しみに。