死闘...
はい、サブタイトルは「死闘...」ですが・・・内容は・・・お察し下さい・・・。
まあ出来るだけ良い物を、とは思っているのですが・・・ではどうぞ。
「ったく何故たった一人を殺す為にこんなに爆撃機を使うんだ?」
「さあな?」
彼らが言うのはそういうのは当たり前である。実際爆撃機は現在三千機ある(その半分がTu-2)がそれの五十分の一の六十機も使っているのだ。
勿論彼らが使っているのはTu-2。
「しかも百キロ爆弾だろ?全部で千二百発だぜ?」
「なあ知ってるか?」
「何だ?」
「噂によると敵は狙撃手でオリンピックにも出れる程狙撃が上手いらしい。」
「成程な。流石に人海戦術でも損害がたった一人で多く出されるのは嫌という訳か。まあ実際俺もそんな奴に狙われるのは嫌だな。」
「こちらアンドレイ、私語は慎め。」
「こちら機長、了解っと。」
「こちらアンドレイ、全機へ。あと少しで爆撃地点上空に入る。爆撃準備せよ。」
「・・・!こちら十八番機!敵機発見!」
「こちらアンドレイ、十八番機へ。大丈夫だ。撃ち落とせ。」
「こちら十八番機。了解!」
十八番機視点
「来るぞ!」
「了解!」
有効射程距離に入る。
「撃てっ!!(引き金を引く)」
此れにより一分間八百発の弾が放たれる。
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ..........!!!!
「一機撃墜!(次の機体に狙いを定める)」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ..........!!!!
「二機目撃墜!」
その瞬間機体が震える。
「「「「!!」」」」
「被弾は!?被弾箇所は大丈夫か!?」
「大丈夫です!コイツは防弾は最強ですから!フィンランド空軍の屑機体には落とせません!そして三機目撃墜!・・・迎撃隊が撤退していきます!」
「了解!」
無線が入る。
「こちらアンドレイ、機体、兵士共に大丈夫か?」
「大丈夫ですよ?アンドレイ隊長!」
「良かった。作戦にも支障は無いな?」
「勿論です!」
「よし!じゃあ行くぞ!祖国の為に!」
「「「「聖戦を!」」」」
隊長機視点
「隊長。」
「何だ?機長。」
「時間です。」
「分かった。(無線を付ける)全機に命令する!・・・爆撃開始!!祖国の為に!」
「「「「「「........聖戦を!.........」」」」」」
遂に絨毯爆撃を開始する。
シモヘイヘ視点
「ん?何だあれは?む、こっちに向かって来てるか?(双眼鏡で見る)あれはソ連軍の新型機か?・・・!!爆弾倉が開いて、危ない・・・。」
俺は直感的に危ないと察知した。何故か分からないが本能がアラームを鳴らしている。
直ぐに俺は武器を持ち、スキーで戻ることにした。
しかし、遅かった。当たり前だ。幾らスキーだろうと航空機に勝てるはずがないのだから。
「此処で終わりなのか・・・。」
しっかりと至近弾を食らい片足が吹き飛んだ。しかもそれによって血が流れ雪に赤い染みが出来たらしい。五機が素晴らしい編隊を組んで此方に飛んでくる・・・終わりか・・・。
数十秒後史実では世界一の狙撃殺害戦果を持つフィンランド軍狙撃兵シモ・ヘイヘは今回の歴史では一つも戦果を出さずに命の灯火を消すことになった。
「そうか、シモヘイヘを殺したか。」
「ええ、スターリン同志。」
「分かった、下がれ、ベリヤ同志。」
「はっ。」
ベリヤが出て行く。
「・・・やりましたね、スターリン同志。」
「ああ、此れで無駄な損害を出さずに済む。」
「ええ。」
「ゲオルギー・ジューコフに電報を。」
「何と?」
「勿論、出撃だ。祖国の為に。」
「了解。(紙に書き、電報室に持っていく。)」
「・・・さあ、始まりだ!」
翌十一月三十日シモヘイヘが居ない状態で進化した赤軍はフィンランドへ侵攻する。
はい、完璧にタイトルに合っていませんね。(逆にある意味において相手側が死闘!?)
一応もう少し戦闘感出したかったんですが・・・まあはい・・・。
まあツポレフたんだから仕方ないね!←
勿論変える時もあると思いますがその時はまた宜しくお願い致します。
まあこれからも「何故か旧ソ連に来ちゃった!?」を宜しくお願い致します。
ご意見、ご感想。お待ちしております。