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何故か旧ソ連に来ちゃった?!  作者: 桜花
英米戦争
35/112

モスクワ講和条約

投稿が遅くなりまして申し訳ありません...

1941年 ニ月二十日 九時三十二分 ダウニング十番街

チャーチルはモスクワ講和条約の内容を見て溜息を付いた...

「これを、か...」

「ええ、首相...」

「...分かった、労働党の総裁及び副総裁を呼んでくれ...」

「さてと...イーデンにはモスクワに行って貰わなければな...そして署名して...」

もう一度チャーチルは溜息を付いた...

「これからどうなるやら...」


モスクワ講和条約

一、陸海空軍を解隊し、再編成をする。

ニ、アジア・アフリカに存在する植民地を解放する。

又、解放された植民地はソ連、大日本帝国が仮統治、一定期間を経て独立させる。

三、国名を大英帝国から、英国に変える事。


密約

一、全兵器技術者をソ連に留学させる事。

ニ、工業化を推し進める事。

三、英国料理の味を元に戻す事。

四、同上の条約を達成させる為に英国料理人を大日本帝国に留学させる事。


コンコン!

「首相、労働党総裁、副総裁を連れて来ました。」

「ああ、有難う。そして入らせてあげてくれ。」

「失礼する。」

三人共入って来る。

「で、話とは?首相。」

「これを見てくれ。」

「ふむ...これは何ですかな?」

「今回ソ連から出されたモスクワ講和条約の内容だよ。」

「これが、か...?」

「ああ...」

「あの国は我が国の伝統を破壊する気か...?!」

「しかし、これを受け入れなければこの国が無くなる...」

「それに国名も変えろ、と...」

「ああ...」

「...まあ確かに植民地が無くなるから小さくなる。でもだからって...」

「そうですよ...」

「...大日本帝国にこういう言葉があるらしい...」

「どんな言葉だね?首相。」

「敗将口を語らず...」

「...成程......だが我が国は大日本帝国ではない、大英帝国なのだ...」

「アトリー...!...我が国は負けたのだ...諦めるんだ...」

「っ...」

「我が国は何も全てをを失うわけじゃない...植民地にならない、王室も健在...」

「...」

「我が国がして来た事よりは幾分か緩い筈だ...」

「っ...」

「我慢して次の世代に、そのまた次の世代にこれからの事を任せよう...」

「...分かった...」

「じゃあ...イーデンを呼んでくれ。」

「分かりました。」

秘書が出て行く。

「さてと...イーデンが来るまでゆっくりしておこうか...」

「ああ...」

・・・・・・

「...いやいや、何故に黙るんだ...」

「いや、ちょっとな...」

「...まあいいか...」

コンコン!

「首相、モスクワ講和条約に付いてのお話しとは何でしょうか?」

「まあ入って来なさい。」

入って来る。

「君には至急モスクワに飛んでもらいたい。」

「っ...つまり...」

「ああ...労働党の総裁、副総裁も認めた...すまないがやって来てくれ...」

「っ...分かりました...出発はいつですか?」

「出来れば明日、だがな...まああちら側の事情もあるだろうから一度電報打ってもらって計画を作ろうか...」

「分かりました。」

「まあ決まるまでは行く準備をしたら休んでていいぞ。」

「ええ、有難う御座います...では...」

「ああ、お疲れ様...」

イーデンが出て行く...

「...さ、労働党総裁、副総裁もお疲れ様でした。」

「ああ、では。」

「失礼します...」

労働党総裁、副総裁が出て行く...

「...これで良かったんだよな...これで...」

チャーチルは独り言を言い、深く溜息を付いた...

...辛いなぁ...まあ国が無くならないからまだマシか...

我が国は一度亡国状態になった事があるから当時の大日本帝国上層部はもっともっと辛かったんだろうな...

今年は戦後七十周年...あと約二ヶ月半でまたあの暑い夏がまたやってくる...安倍首相は安倍談話を発表する予定でありますが...大東亜戦争はアジアのヨーロッパからの植民地支配体制からの脱出させる聖戦でもあった事、出来れば入れてもらいたいと願いながら...

それでは失礼します...

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