大祖国戦争 四
はい、大祖国戦争も四回目ですね。
ではどうぞ。
ドイツ、ベルリン
「現在ベルリンは赤軍に包囲されています。少なくとも七個軍から包囲されています。」
「で、此方の方は?」
「全戦線から呼び戻し七個軍及び二個軍団です。」
「じゃあ守れるな?」
「総統...それは...」
「はっきり言って不可能です。既に我軍は工場が破壊されており、補給が儘なりません...」
「...今から呼ぶ者は残れ...カイテル、ヨーデル、クレープス、アンポンタン。」
「(何故私だけアンポンタンなんだ...)」
呼ばれていない者は出て行く。
「だから工場の警戒は怠るなよって言っていたじゃないか!」
「し、しかしあの状態が最高の警備状態でありまして...」
「言い訳はいらないって何度も言ってるだろ!お前等なんか大っ嫌いだ!アンポンタンのバァーカ!」
「(だから何故だ...何故アンポンタンって言われるんだ...)」
「いや、流石に...」
「だから言ってんだろ!言い訳は聞きたくないって!!...チクショーメ!...もう勝手にしろ...私は総指揮権を捨てる...勝手にしろ...」
あのカリスマと言われたヒトラーはこの後十月十八日、自殺する事になる。
その後の総統代理は史実通りデーニッツになり、1940年、十月二十三日ドイツは無条件降伏する。
史実とは違うノルマンディー上陸作戦が無かったソ連の一人勝ちという事で欧州戦線は終了する。
無条件降伏
ドイツ本国及びドイツ領は全部ソ連領とする。
尚イタリアはソ連に降伏し、一応独立は保たれている。
尚今回は強姦等の犯罪は勿論発生せず、きちんと「教育」されているからソ連についてのドイツ本国及びドイツ領国民の感情は好感度が高い。
勿論ここで猛反発するのは英米の帝国主義側である。
当たり前である。ヨーロッパ全域がソ連の物になったのだから。
しかし、現在は猛抗議しただけで終わっている。
何故なら特にイギリスは海を越えればすぐソ連領だからである。それにフランス侵攻を止める為に多くの兵力を失い国民も軍も疲弊していたのだ。
またアメリカ側では国民がソ連に侵攻する大義がない、として政府に猛抗議していたのだ。一応世論で動く国だから仕方が無い。
その間ソ連は工業化を推し進めていった。勿論農業も活発にさせながらである。
またドイツの科学力、技術力も取り入れた為六年先の物を作ることが可能になった。
そう、軍人数世界一、科学力世界一の最強の国が出来た。
はい、如何でしたでしょうか?
もうチートだね、科学力と工業力が組み合わされば...
尚海軍...
では、次回もお楽しみください。
それでは。




