表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の恋の相手は姉でした。  作者: 闇影 夜
2/4

過去の私

私はずっと幼い頃から姉が好きだった。

この気持ちは抑えきれないほどに。

私の姉は三つ歳上の姉がいる。

ずっと私を守ってくれた。

男子にいじめられたのはもちろん

同じ女子からもハブられていた。

好きな人いるでしょ。教えろよと言われ素直に

お姉ちゃんと言ったら。

シスコンじゃん。と揶揄わられて、

それを境に同性からはドン引きされて、

男子からはお姉ちゃん大好きシスコンだー。

とみんなの前で言われ恥ずかしいとその時は思っていた。でも。その時、姉に言われた事がある。

それは。誰を好きになってもいいんだよ。

人はそれぞれ。

自分には自分にしかないものを持っている。

それは例え家族だとしても。

その人しか出来ない個性。

たとえみんな同じ作業が出来ても、次までに動ける速さだって違う。

自分が何に興味を持ち、誰のために頑張れるか。

それが大切だと。

昔はよく分からないかった。

でもその言葉は私にとってはなぜか。

心に響いて今でも覚えている。

それがきっかけは分からないけど。

ますます姉の事が好きになった。

私はどうしても姉に近づきたかった。

みんなから頼られ、尊敬されてた姉は。

私にとっては遠い存在。

例え近くにいたとしても。心の距離はずっと遠かった

近くに行けば行くほど遠く感じる。

ずっと追いつけないほどに先に進んでしまう。

私はお礼すら言えない。

身の回りにいたとしても。

自分の気持ちは言えない。

なぜか。私の知る姉がいない気がして。

これは。気のせいとか言われるかも知れないが。

雰囲気もどこか変わった気がして。

あの頃の姉には会えない。

ずっとそう思い続けていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ