トラックドライバーは安全運転を心がけています
近年なにかと主人公を轢きがちなトラックですが、安心してください。
現実のトラックはほぼ安全な運行をしています。
トラック邪魔だし危険運転してるよーと思う方は、世のためにどんどんその会社に連絡してください。
トラックに会社名がついているはずです。
もしかしたら、会社でも該当のドライバーに手を焼いているかもしれません。
日本では年々ドライバー不足が深刻な問題となっていますし、それに加え解雇もなかなかできない仕組みです。
しかしクレームがあれば話は別です。
深刻な事故が起きる前に、ドライバーを辞めてもらいましょう。
ただ、虚偽の場合はすぐにわかるのでご注意を。
何故ならトラックには運転を監視・管理するシステムが備え付けられているからです。
ドラレコはもちろんですが、GPSが居場所を随時特定していますし、何時どこを通ったかを記録しています。
超過走行の有無や、急発進急ブレーキの回数、休憩時間や連続運転時間などの様々なデータも記録しています。
それらは事務所で数年間保管されていて、取引先が視察に来た際など、求められればすぐお見せできるようにしています。
通常の会社には、運行管理者というドライバーの管理と指導をする人がいます。
記録を元に点数が自動的に評価されると、運行管理者が評価に応じてドライバーに指導するわけです。
点数が悪い運転手は、部署異動したり、最悪の場合は職を失う訳ですから、バカでない限り真面目に運行するわけです。
ただバカはどこにでもいるわけで。
例えば、トラックが人を轢き殺した場合、会社の損失は計り知れません。
もし家族経営のような小さな会社だった場合、保証しきれず社会的な信用を失い、更には取り引き先が無くなり社員が路頭に迷って社長が首を吊るかもしれません。
バカなドライバーは何人も不幸にするのです。
ゾッとします。
そうならない為に安全運転を心がけているドライバーたちですが、乗用車のドライバーに知っておいてほしいこともあります。
トラックは乗用車よりも重いので、ブレーキをかけても止まりにくいために車間距離を多めに取っています。
決して乗用車に譲るためではないのです。
例えば、数キロ先で一車線になる場合、乗用車よりも早く車線変更すると思います。
それは自己中なのではなくて、止まりにくいので、安全走行と荷物を崩さないよう考慮した結果です。
そのトラックに積まれた荷物は、あなた宛かもしれません。
できれば、安全走行とあなたに届く荷物が潰れないように細心の注意で運転しているドライバーに、心のゆとりを持って接していただけると嬉しいです。