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⑺『コロナ文学について』第七回ー解体ー
⑺『コロナ文学について』第七回ー解体ー
㈠
解体新書の、現代版を、創造しなければならないのだろうか。勿論、論文発表という形で、様々に新しいコロナ範疇理解論は現出しているが、それでも、コロナに特化した、解体的書物が、昨今、急速に必要になっている感じを受けるのである。
㈡
多分に、我々には、多くの時間が与えられている様でいて、実際には、急務に、事に当たらねばならないのである。コロナ文学は、そんな解体新書の、或る一編の役割を果たすかもしれない。例えば、コロナにかかり、闘病の末、現実に戻ってこれた人々の、体験記などを、書物化するということだ。
㈢
それは、まさしく、コロナ文学である。文学的以上に、現実的文学な、コロナ文学だと言えよう。我々は、其処に希望を抱く訳だし、また、自己がコロナを回避するための知恵を、貰えることができる。この、体験記は、まさに、急務だと、信じている。