表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
インセクト・ウォー  作者: 総督琉
第三次昆虫戦争
74/136

第74話 お姫様

蟻村幸太郎は侍蟻の城に侵入していた。


「敵だ。敵が侵入しているぞ」


侍蟻たちは僕に一斉に襲いかかってくる。


「僕を…蟻村幸太郎を簡単に倒せると思うなよ」


僕は聖銃(フェニックス)を使い、襲いかかってくる侍蟻に銃弾を何発も撃っていく。


「そこまでだ」


一匹の侍蟻が僕の鼻先に傷をつけた。


「わいの名は徳川丸。お姫様を護る10名の大名の一匹だ」


僕を襲いかかってきた侍蟻は、名乗れとも言っていないのに自分から名乗ってきた。


「お姫様…って誰だ?」


僕はお姫様が侍蟻の重要な存在であると察し、お姫様の情報を聞き出そうとした。


「姫はな、我々をここまで強くしてくださった方。つまり我々が仕えるべきお方な…」


不死鳥の炎フェニックス・ヘルフレイム


僕は思わず銃弾を放った。そして徳川丸は丸焦げになった。


「何だ。案外弱いじゃねーか」


僕は十名しかいない大名だから相当強いのだろうと思っていたが、銃弾一発で死んだので期待外れだった。


「おいおい。いきなりは卑怯(ひきょう)じゃねーか」


ボロボロの体の徳川丸は立ち上がった。しかもやけどの傷がほとんど治っていた。


「お前も…龍の刀を持っているのか?」


「わいの刀は再生龍から創られている。つまり、傷を一瞬で治すことができる。それに腕が斬り離されようとも…すぐに治る」


徳川丸は自分の腕を斬って、再生して見せた。徳川丸は腕を斬るとき一切表情を変えなかった。


(こいつは…無敵か!)


「蟻村幸太郎。お前がどれだけ攻撃してこようとも、わいを殺すことはできない。だってこの刀は心臓すらも再生させてしまうのだから」


徳川丸を殺すことはできない。


「徳川丸。僕はお前らのお姫様に会いに来た。だから僕をお姫様のもとに連れていけ」


(会えればいい。ただ徳川丸に会えればいいんだ)


だが徳川丸は僕をお姫様のもとに連れてくれはしなかった。


「蟻村幸太郎。お前には地獄を味わってもらう」


徳川丸はワクワクと気の毒の間の心情で、僕を鉄で囲まれた檻の中に容れた。ここは鉄にカビやコケが生えてきており、どこかからか、光が差している。


(シャーロット…。あとは任せた)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ