第73話 神の武器と龍の武器
「輝光線」
シャーロットの剣から放たれた光が、しゃがんだ真田丸の頭上を通る。
「衝撃波」
真田丸はシャーロットの腹に槍を突き当て、シャーロットに衝撃波をくらわす。
「ぶはっ」
シャーロットの口からは数滴の血が流れ落ちる。
「おいおい。剣蟻の女王様はこの程度か?思ってた以上に手応えがないな。もしかして手を抜いてくれてるのかな?」
シャーロットの怒りは更に増し、真田丸に襲いかかる。
「輝逆光」
真田丸はシャーロットを見ようとしても、シャーロットは光でピカピカに光っているので、真田丸はシャーロットを見ることができない。
「ちっ。だがその程度で俺を殺せるわけがない」
真田丸は気配だけを見事に感じ取り、シャーロットの剣を弾いた。
「シャーロット。世界は広い。だからお前が勝てない敵はこの先多く登場する。それが世の中だ。だがそれを面白いと俺は思うよ。だって…刺激の無い日常が最もつまらないのだから」
真田丸は真正面からシャーロットに斬りかかる。
「まだ……負けられない」
「あまい。君の剣の軌道など俺が分からないわけないだろ」
真田丸は油断していた。だからシャーロットの剣をよけず、弾こうとしていた。だが…
「必殺…」
シャーロットの剣を真田丸は槍で弾いた。
「燕返し」
シャーロットは真田丸の槍を剣で流れるようになぞった。そして剣が真田丸の懐まで接近し、真田丸の腹を斬った。
「何だ…今の技は?」
自分が斬られることは無いだろうと思っていた真田丸は、シャーロットに斬られ驚きながら聞いた。
「幸太郎が教えてくれた技。また幸太郎に助けられちゃったな」
「剣蟻の女王はさすがに強いな。だが俺が本気を出せば君は瞬殺だ。だが俺はいつでも本気を出さない。だから帰るわ」
シャーロットは冗談だと思っていたが、真田丸は普通に帰っていった。
「あいつは何を考えているんだ?」
シャーロットは幸太郎が心配だったので、侍蟻の城に急いで向かった。
「幸太郎。あと任せろ」




