第71話 司令部崩壊
2万という蜘蛛が倒されたことは、蜂と蜘蛛の司令部にはまだ行ってなかった。
大雀蜂の女王は笑いながら言った。
「あと少しで侍蟻は終了だね。今度はどの軍を攻める?」
だがしかし…そこに一匹の蜂が状況を報告しにきた。
「伝令。2万を越える蜘蛛が…一瞬で消滅しました」
状況を伝えにきた蜂の言っていることが、誰も理解できていないらしい。
数秒の沈黙の後、大雀蜂の女王が口を開く。
「蜂は?」
「はい。蜂の部隊は…精鋭のビートル隊。さらにルーカス隊。モハイオットニ隊。他に…」
「もういい」
大雀蜂の女王は終わりが見えないことを悟ったのか、伝令の状況説明を止めさせた。
ここでようやく司令部は気づいた。自分たちが圧倒的に追い詰められていると。滅ぼされる寸前だと。
そこにツバメに乗った一匹の蟻が侵入してきた。
「織田丸!?」
侍蟻の王である織田丸は、自ら蜂と蜘蛛の王と女王を滅ぼしにきた。織田丸に精鋭の蜘蛛と蜂が一斉に襲いかかる。
「やっちまいな。もちろん殺してかまわない」
大雀蜂の女王の命令により、皆は織田丸を躊躇無く殺そうとする。だが蜘蛛と蜂の攻撃はことごとく避けられていく。そして織田丸が刀を抜き、地面に刀を刺し、技を放つ。
「火炎龍」
織田丸の刀から炎が放たれ、周囲の蜘蛛と蜂を燃え消した。
「やべっ! 大雀蜂の女王以外全員燃やしちゃった。まあいい。お前さえ生きていれば」
そして織田丸は大雀蜂の女王を拘束し、侍蟻の城まで連れていった。
ーその頃、蟻村幸太郎はシャーロットとともにトカゲに乗って侍蟻の城まで向かっていた。
(なぜここら辺には蜘蛛がいないんだ? ここは最前線のはずだぞ)
蟻村幸太郎たちは、伊達丸が2万の蜘蛛を一瞬で消した場所にいた。だからそこには侍蟻しかいなかった。
「テメーらーーー」
トカゲに乗った蟻村幸太郎とシャーロットに、真田丸が襲いかかった。
僕はグレン隊長の武器であった聖銃を使い、襲いかかってきた侍蟻に銃弾を放った。
「不死鳥の炎」




