第70話 万の命が死んでいく
侍蟻の巣に、蜂と蜘蛛の連合軍が攻撃を開始した。
侍蟻の巣はまるで城のような見た目で、城の隙間から侍蟻が弓矢や火縄銃などの武士が使っていた武器で蜂を落とす。
地上から攻めてくる蜘蛛は、侍蟻たちが刀で正面から斬りかかる。
地上の最前線にいる侍蟻は伊達丸と真田丸。彼らは聖なる武器と同等の強さの武器を使っている。
「龍刀。闇龍刀」
伊達丸が刀を振るうと、闇が周囲を満たす。闇が満たす空間では、誰も伊達丸を捉えることはできない。
「新・独眼竜刀術。闇討ち」
闇の中にいた蜘蛛は、伊達丸によって一瞬で体を細切れにされた。
「龍槍。真龍槍」
真田丸が槍を振るうと、衝撃が周囲を破壊する。真田丸の槍をくらうと、蜘蛛は次々に吹き飛んでいく。
「やはり龍から創られた武器はいいな」
圧倒的戦力差の中、真田丸は余裕そうな顔で伊達丸に言った。
「まあね。でもあなた方は俺に大きな借りがあるでしょ」
「そうだな」
真田丸たちは、過去のとある戦いで伊達丸に助けられた。だから伊達丸は大名という10名しかいない階級になれた。
「だが…さすがに数が多くないか?」
「伊達丸。あんな化け物を倒したのにこいつは倒せないのか?」
真田丸は伊達丸を挑発する。
「おいおい。ならやってやるよ」
伊達丸は刀を居合の構えで持ち、蜘蛛たちが至近距離に迫った瞬間…
「新・独眼竜刀術。闇津波」
伊達丸が刀を振るうと、闇が津波のように膨大な量が放たれて、何万という蜘蛛が一瞬で消滅した。
真田丸もこれは予想できていなかったらしく、
「おいおい。これは想定外だ!」
真田丸はとても驚いていた。真田丸ですら何万という敵を倒すのは無理だからだ。
最前線では蜘蛛がほとんどいなくなった。
「伊達丸。ここの蜘蛛は任せた。俺は上空の蜂を倒す」
真田丸は自分がいても意味ないと思い、上空に衝撃で浮き、蜂を次々に倒していく。
「全く。伊達丸という男は…予想をはるかに上回ってくる」
そう言い、真田丸は蜂を次々に斬っていく。




