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インセクト・ウォー  作者: 総督琉
軍隊蟻殲滅戦編
67/136

第67話 蜂万同盟

「何で…あいつら…」


僕が困惑していると、シャーロットが答えた。


「あいつらは蜂万同盟の連中だろう」


「蜂万同盟?」


「蜂万同盟。それはこの虫の世界では怯えられている三大同盟の一つ。三大同盟の中には蜂万同盟の他に女郎蜘蛛やタランチュラなどの九十九同盟。(かに)(サソリ)などの甲殻同盟がある」


(僕たち円卓同盟の他にも同盟を結ぶ種族はいたのか!)


「でも何で蜂がここを?」


「ああ。それは雀蜂(スズメバチ)の仇だろう」


(そういえば軍隊蟻殲滅戦に雀蜂は参加していた。だが全滅した…)


「まさか!」


「ああ。あいつらは軍隊蟻が生きていると思い、ここを滅ぼしに来たのだろう」


(なるほど…)


「なあシャーロット。何であいつらはこの中に入ってこないんだ?」


僕は分からないことがたくさんあった。だからシャーロットに聞いた。


「幸太郎。あいつらには千里眼という能力が備わっている。だからあいつらはその力でこの巣の中を感知してる」


蜂にはサーモグラフィーのような熱を感知する目が備わっている。だから蜂は敵をすぐ見つけられる。


(そういえばそうだった。研究学会が蜂について発表してる時、ちゃんと聞いてなかったからな)


すると一匹の蜂が巣の中に入ってきた。


蜂の姿は僕たちのような蟻に似ていて、人の姿に羽が生え、四本の腕で四本の槍を持っているような見た目だ。


「おいおい。多分僕たちに気づいてないか?」


僕が震えていると、ガヴェインは教えてくれた。


「それはない。多分あいつは(おとり)だ」


確かによく見れば巣の中に入ろうとしてる蜂は、怯えながら入ってきている。


僕たちはひとまず近くの部屋に隠れることにした。


「誰か…いませんか?」


その蜂は震えた声で叫んでいる。だが誰もいないと思って安心したのか、ぶつぶつ独り言を言い始めた。


「何でボクがこんな目に遭わなきゃいけないんだ。誰かに行かせるくらいなら自分でやれよ。何が女王だよ。ボクだって女王だったら…」


(この蜂も苦労しているのか)


そして蜂は帰っていった。するとこの巣に軍隊蟻はいないと思ったのか、皆どこかに消えていった。


そして僕たちは医療道具や食糧。さらにはたくさんの武器を持ち帰り、円卓城にふかふかのベッドを。城下町には病院を創った。


これでこの巣が少しよくなった。

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