第65話 円卓城復活
僕たちは円卓城に向かった。円卓城とその城下町は破壊されていたはず。だがなぜか円卓城は完璧にとは言わないが、少しだけあの町並みえ取り戻していた。
「どういう…ことだ!?」
僕たちが驚いていると、妙月は教えてくれた。
「私たちには仲間がいる。それが建築蟻だ」
建築蟻は最近発見された新種の蟻。彼らは土の中に巣を創るのではなく、土の中に大きな空洞を創り、その中に城のような建物を建てる。
「妙月。僕も手伝って良いかな?」
僕は照れながら聞いた。すると妙月は答えた。
「良いに決まってるでしょ」
「じゃあ俺もやる」
ランスロットも手伝ってくれるらしい。
「もちろん私もやるわ」
シャーロットも!
「皆。ケガした者と看病する者以外は建築を手伝いましょう」
シャーロットの呼び掛けに、皆が賛成した。さすがは僕たちの女王だ。
そして皆で円卓城の再建を開始した。
「蟻村ーー。体を休めるなーー」
建築蟻の王は他の建築蟻よりも働き、他の建築蟻よりも厳しい。それに建築蟻の王が僕を部下に指名してきた。
(やっぱあんなこと言わなきゃ良かった…)
「はっはっはっ。幸太郎仕事ちゃんとしないと」
屋根の修理をしている爆弾蟻の女王カノンと弾丸蟻の女王ガンナーが僕を見て爆笑している。するとカノンとガンナーを担当している大工のクギが…
「お前ら。お前らもちゃんと働かんか」
カノンとガンナーは大工のクギという男に怒鳴られた。
「はっはっはっ。お前らも怒られてんじゃねーかよ。はっはっはっ」
屋根を修理しながら僕がカノンとガンナーを笑っていると、建築蟻の王が僕の頭を一発殴った。
「痛ー!」
「次サボったらハンマーでお前の脳天真っ二つにするからな」
(いやいや。それ死ぬだろ)
でも何だかんだ言って、皆楽しそうに建物の修理をしている。嫌々でやってる者なんて一匹もいない。
(これで正解だったんだろうな)
「蟻村ーー」
「はい」
でも建築蟻の王は厳しい。




