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インセクト・ウォー  作者: 総督琉
軍隊蟻殲滅戦編
62/136

第62話 彼の野望

「おいおい。派手にやってくれたな」


レオニダスは僕を睨み付けてきた。


地要塞(テルモ・ピュライ)


レオニダスが地面に槍を刺すと地形がどんどん変わっていき、まるで荒れ果てた山脈のようになった。


そしてカノンやガンナー、アーサーたちと分断され、軍隊蟻の巣の三段の壁すら壊れている。きっとこの壁はレオニダスの武器の聖槍(テルモピュライ)で創ったのだろう。


「さあ。この地形では我々トカゲに乗った兵のほうが確実に有利だ。逃げ惑え。雑魚ども」


この発言から察するに、トカゲに乗っていない兵はいらないってことだろう。


(なんてクソ野郎なんだ)


だが、周りが地面の壁で覆われていて、逃げるにも道が一本しかない。もしここで敵に遭遇したら終わりだ。


「いたぞ」


トカゲに乗った兵が僕を見て叫んだ。するとトカゲに乗った槍を持った兵が5匹現れ、一斉に僕を襲う。


湖鮫(アロン・シャーク)


水の中が現れ、トカゲに乗った兵を噛み砕いた。


「大丈夫ですか?」


ランスロットがギリギリのところで僕を助けに来てくれた。


「ありがとう」


「剣蟻の王よ。私のそばから離れないようにしてください」


「分かった」


僕はランスロットから離れないように歩いた。敵が来てもランスロットが一瞬で倒してくれる。


歩いているとシャーロットの声が聞こえた。


輝光線(アン・シャイニング)


すると放たれた光が遠くの木々を破壊していく。


(さすがの破壊力だ!)


僕たちは光が放たれた場所に急いで向かった。そこにはシャーロットがいた。シャーロットはレオニダスと戦っている。


地棘(テルモ・スピアー)


地面から(トゲ)が生えてきて、棘がシャーロットを襲う。


輝光衝アン・ホーリーブレイク


光の衝撃が周囲を破壊していく。そしてシャーロットを襲う棘を破壊した。


「レオニダス。軍隊蟻はもう終わりだ」


「バカか。私の野望はまだ達成されてない」


そう言ったレオニダスの背後に、シャーロットがいた。


「ど…どういうことだ!?」


輝光屈折(アン・ミラー)。この技は自分の姿をどこにでも出現させることができる」


そしてシャーロットはレオニダスの心臓に剣を刺した。

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