第49話 炎が勝手に動くから
スカーレットは次々に蜘蛛を倒す。そして女郎蜘蛛一匹がスカーレットに戦いを挑む。
「一匹で大丈夫か? ああ。蜘蛛だから喋れないか」
女郎蜘蛛は糸を吐き、スカーレットに当たる。だが糸はスカーレットが纏っている炎で燃え尽きる。
「お前の糸じゃ、私を捕らえることはできない」
スカーレットは女郎蜘蛛に突進する。すると女郎蜘蛛は燃えて、倒れた。
すると次も一匹だけ女郎蜘蛛がやってくる。
「同じことだってのに」
女郎蜘蛛はスカーレットに足で襲いかかる。スカーレットは足をよけ、人差し指を女郎蜘蛛に向け、火の弾丸を放つ。
「火の弾丸」
女郎蜘蛛の足に当たり、8本ある足のうち、2つが消えた。そこをスカーレット殴りかかろうとする。
「火の拳」
だが他の女郎蜘蛛が一斉にスカーレットに襲いかかる。
スカーレットは足から炎を出し、女郎蜘蛛の攻撃をかわした。
「ここで来たか!」
女郎蜘蛛はスカーレットに休憩させる間を与えず、スカーレットに攻撃を仕掛ける。
スカーレットはひたすらよけ、そして隙があれば攻撃を仕掛ける。スカーレットは既にヘトヘトだろう。
僕はスカーレットを救いたいが、回り込んでいたカニグモと戦うのだけで一苦労だ。
そしてスカーレットに向け、囲んでいる女郎蜘蛛20匹程が一斉に糸を吐いた。スカーレットの視界は奪われた。そこを女郎蜘蛛は足で突き刺す。
「スカーレット!」
スカーレットは地面に転がった。
「そ…そんな…」
僕はスカーレットの倒れた姿を見て、女郎蜘蛛に殺意が湧いた。
「よくも…よくもやってくれたな」
僕はカニグモを斬り、女郎蜘蛛に襲いかかる。だが女郎蜘蛛の糸で捕らえられ、動けなくなった。
そして僕は喰われかけた…が…
「アリムラ。心配しないでも…いいよ。私は…まだ…こんなに元気なんだから」
スカーレットは血まみれの体で立ち上がった。
「す…スカーレット!」
「アリムラ。安心して…。私は…まだああぁ」
スカーレットは膨大な炎を出し、近くの女郎蜘蛛5匹を跡形もなく燃やした。
「勝負は…まだ終わってなんかないんだ」
スカーレットはさっきまでとは違い、スカーレットが触れただけで触れられた物は一瞬で消滅するほど高温になってる。
「私は…第一○一大隊を護りたい。だって…心が勝手に動くから」




