第45話 どれほどの危機が迫ろうとも
僕は遠くから蜘蛛に向かって銃弾を放つ。今の僕は人間だから蜘蛛を素手では殺せない。蟻にとって、蜘蛛はただの化け物だ。
「もうじき重火器部隊が来る。それまでこの三段目を死守しろ」
三段目には僕たち第一○一大隊以外に、第三○一大隊の総勢210匹と第三○三大隊の総勢210匹がこの三段目を死守している。
どの部隊も蜘蛛とは接戦のようだ。
「グレン隊長。二段目から蜘蛛が登ってきます」
(おいおい。二段目は何をしているんだ!)
ーその頃、二段目にて
「アースデイ隊長…。うわああぁぁ」
「ローシャ!」
蜘蛛に軍隊蟻が次々に喰われていく。
「はあぁぁ。あとは俺だけか…。ローシャ、ゴメンな。だけど…俺もすぐいくから」
アースデイ隊長はローシャとの思い出を思い出しながら、蜘蛛に喰われようとしていた。その時…
爆発音が鳴る。
アースデイを喰おうとしていた蜘蛛は、爆弾を投げらつけられ粉々になった。
「おいアースデイ。まさか諦めようとしてたんじゃないか?」
アースデイを助けたのは…
「お…王!?」
軍隊蟻の王が動き出した。直属の部隊を率いて。
「まさかこの蜘蛛は…カニグモ!」
軍隊蟻の王レオニダスは不審に思った。
「どうしたんですか?」
「普通カニグモは海辺に生息する。そして海辺からここまでは竹林を通らなければならない。だが竹林は蚊が支配してる。カニグモがそんな危険をおかしてまでここに来るか?」
「確かに。おかしいですね」
「もしかしたら。もっと凶悪な敵が、裏にいるかもしれないな」
ーその頃、一段目にて
「まさか……なんでここに!?」
第二○一大隊隊長のクルーズは巨大な蜘蛛に喰われた。
第二○一大隊は全滅。
「さあ。蟻を絶滅させてやれ」
・死亡者
ローシャ
…死亡理由、カニグモに呑み込まれる。
クルーズ(第二○一大隊隊長)
…死亡理由、タランチュラに喰われる。




