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インセクト・ウォー  作者: 総督琉
軍隊蟻編
44/136

第44話 戦いの鐘が鳴り響く

僕たちは食事フロアで楽しく食事をとっていた。だがそんな安息はすぐに終わる。


ゴーーンと鐘の音が鳴り響いた。


「な…何だ!?」


僕が動揺していると、ポールが教えてくれた。


「これは敵が来た時の合図だ」


「おいおい。嘘だろ!」


「アリムラ。ソフィア。スカーレット。タエ。今すぐグレン隊長のもとに行くぞ」


ポールの指示の下、僕たちはグレン隊長の部屋に来た。


「よく来たな。敵は蜘蛛だ」


「蜘蛛!?」


僕はグレン隊長の言葉に耳を疑った。


「今すぐ戦闘に参加する。ついてこい」


グレン隊長に連れられ、僕たちは武器が置いてある部屋に来た。


「適当に武器を持て。好きな武器をいくらでも持っていい。すでに他の奴らは準備できている。急げ」


僕たちはグレン隊長に急かされ、武器を急いで選んだ。


僕は弾丸蟻の持っているような銃を手にした。そしてまだ新品の剣を腰に下げ、グレン隊長についていく。


「よし。皆準備できたな。じゃあ蜘蛛との戦いを開始する」


そしてグレン隊長は扉を開けた。そこには…蜘蛛がいた。


聖銃(フェニックス)


グレン隊長が長い銃で蜘蛛を撃った。すると蜘蛛は燃えていった。そして燃え尽きた。


「燃え尽きろ。お前の罪とともに」


だが、蜘蛛はすでに三段目まで登っている。蜘蛛は登るのが得意だからだろう。


僕たちは今、三段目。蜘蛛は一段目で足止めされているが、蜘蛛の数が多すぎて二段目、三段目に蜘蛛がたくさんいた。


「今までで最もキツい戦いになる」


壁の上の大砲はすでに壊されている。


(おいおい。最も人間に近い軍隊蟻でもこの様かよ。これじゃ軍隊蟻は終わりか! 僕たちを追い詰めた軍隊蟻が一瞬で負けるのか!)


「グレン隊長。僕は、戦いますよ」


僕はグレン隊長に言った。


(だってグレン隊長は一人で行こうとしていた気がした。それにグレン隊長は悲しい目をしていた。だから…たとえどれだけ強くても、僕はグレン隊長と一緒に戦いたい)


僕は…なぜか敵である軍隊蟻の味方をしていた。


「行きましょう」


「ああ。第一○一大隊。命をかけて、ここを護るぞ」


「おーー」


「蜘蛛どもを駆除しろ」


第一○一大隊は、軍隊蟻の巣を護るため進んだ。

聖銃(フェニックス)……グレンの銃。銃の色は、虹色混じりの黄金色。

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