第40話 お菓子な冒険
僕たちは、お菓子を得るためアリクイの森にやってきた。メンバーは僕と爆弾蟻の女王カノンと弾丸蟻の女王ガンナー。そしてアーサーと妙月。そして椿蟻の運月。
以上のメンバーだ。他のメンバーは爆弾蟻の巣を出発して、ダンゴムシの巣に向かっている。
「急いでお菓子持って帰るぞ」
僕はそう言い、限られたメンバーでお菓子を急いで探しに行った。だがお菓子工場まで距離はまだ遠い。
「なあ。女王が来る必要性あるのか?」
僕の質問に爆弾蟻の女王は答えた。
「だってお菓子食べたちゃったじゃん。だからそのお詫びとして」
「足手まといにはなるなよ」
僕がそう言うと、爆弾蟻の女王はキレた。
「おい。私が弱いと思ってるのか?」
「そりゃ女王だからね。まあ意地張る必要ないから大丈夫。アーサーたちが護ってくれるって」
するとアリクイが現れた。
「早速か!」
「ここは私が殺る」
爆弾蟻の女王がアリクイの前に立ち塞がった。
「おい。危険だぞ」
だが爆弾蟻の女王はアリクイの足をかわし、腕を爆弾に変えた。そしてその腕でアリクイの顔面を思いっきり殴った。
巨大な爆発音が森に響き渡る。
そしてアリクイは倒れた。
「どうだ? 強えだろ」
爆弾蟻は余裕の笑みで僕の方を見てくる。
「ああ。これは想定外だぜ」
僕は単純に驚いた。だって女王がこんなに強いなんて思ってもいなかったからだ。
「カノン、頼れる女はかっこいいな」
この時、爆弾蟻の女王カノンは蟻村幸太郎にドキドキしていた。
ーこの気持ちは…何なのだろう。初めての気持ち。今まで味わったことのない気持ち。でも何でかな? 不思議と悪い気はしないんだ。
「ねえ幸太郎」
「どうした?」
「…別に~。何でもない」
「何だよ。気になるじゃんかよ」
ーこの気持ちは、いつか打ち明けられるだろうか。




