38/136
第38話 二度目の円卓同盟
僕たちは爆弾蟻の巣に着いた。
僕は恐る恐る扉を開ける。扉の先には爆弾蟻と弾丸蟻が列を成し、並んでいた。
僕はとっさに身構えた。だけど…
「私は爆弾蟻の女王。カノンです」
「私は弾丸蟻の女王。ガンナーです」
「「どうか。私たちを円卓同盟に入れてくれませんか?」」
二匹の女王は頭を下げた。深々と、悲しげに。
「どうするの? シャーロットちゃん」
妙月は意地悪っぽくシャーロットに聞いた。
「そうね。あなたたちのせいで多くの蟻が死んじゃったわね。その一つ一つが、かげがえのない命だというのに。その命が多く失われた」
シャーロットは怒りを噛み締めながら言っている。今まで死んだ命は重いのだから。
「だけど…やり直す機会を与えなければ、結局何も変わらない。だから、私はあなたたちを受け入れる」
シャーロットは二人の女王に手を差しのべた。
「さあ。新しい物語を始めましょう。私たちはあなたたちを信じていますから」
そして、短かったが深いこの戦いが幕を閉じた。
だが、この先さらに激しい戦いが起こる。だから彼らは前を向くのだろう。
「さあ。円卓会議を始めよう」




