第33話 人生何があっても…戦うしかないないのなら…
カタパルトは木の枝で何度もロットに殴りかかるが、全て軽々とかわされる。
ロットはカタパルトの体を斬る。左足、右腕、背中とカタパルトの周囲を周りながらリズムにのってルように斬る。
「はああ。はあぁ」
「もう息切れか?」
ロットは疲れていないのに対し、カタパルトはもう歩くことさえキツいんだ。
「うぉりゃああぁぁ」
カタパルトは歩みを止めなかった。仲間を護るため、己の命が朽ち果てようとも。
足が痛い。心臓がバクバクいってる。このままじゃ死ぬな。でも…俺があいつを倒さないと…。
「負けてたまるかー」
カタパルトはロットに自分の拳で殴りかかる。何度も何度も。だがロットには当たらない。それでもロットは諦めない。
カタパルトの覚悟を見ていた弓蟻たちはカタパルトを応援し始めた。
「行け。我らが王よ」
「そんな雑魚。倒しっちゃってください」
「我らが王なら余裕だ」
「王。王。王。王。王。王…」
カタパルトには声援は聞こえなかった。でも…
「うぉおおおおお」
カタパルトは飛び上がり、ロットに殴りかかる。ロットは驚きのあまり、動けずにいた。
「まだ…動ける!?」
「巨弓拳」
カタパルトの拳はロットの顔面を殴り、ロットを吹き飛ばした。
「王。王。王。王。王。王…」
だがまだ、ロットは倒れるはずがない。
「たった一発で調子にのるなよ。たかがラッキーパンチ一発がそんなに嬉しいか? 今すぐ殺してやる」
ロットの怒りは頂点に達していた。
ロットは思いっきり剣を振るった。
「月暴風」
すると周囲が超巨大な竜巻に呑まれていく。竜巻はどんどん大きくなっていく。
「殺す。殺す。殺す。殺す」
ロットはどんどん剣を振るっている。そして冷静になった時、穴の中にいた弓蟻以外吹き飛んでいた。
「な!? やりすぎた。まあでも弓蟻の王は死んだ。次はお前たちだ」
「まだだ」
ロットを止めたのは…カタパルト?




