第28話 聖剣と聖剣
アーサーはロット隙を突き、斬りかかったが、ロットは背後の気配に気づきアーサーの聖剣をロットが聖剣で受け止めた。
二つの聖剣がぶつかり合い、周囲を激しい振動が襲う。
「これが…聖剣どうしの戦い!」
僕たちはその場にとどまることさえ定まらない。
ロットはアーサーを蹴り飛ばし、聖剣を振るう。
「月暴風」
ロットが剣を振るうと辺り一面暴風に埋め尽くされる。だがアーサーも負けてない。
「焔火災」
アーサーが剣を振るうと周囲が火で埋め尽くされた。
「おいおい。僕たちを巻き込みすぎだろ」
僕はもうボロボロだった。暴風に吹き飛ばされ、いきなり火で焼かれて、聖剣どうしの戦いって被害が出るだけだろ。
「アーサー。そいつをとっととぶっ倒せ」
僕がアーサーに叫ぶと、アーサーは少し笑った。
(バカにしてんのか?)
「焔炎帝 。焔業火」
アーサーの剣から真っ黒の炎が出て、ロットに直撃する。そして地面が炎で溶けていった。
「やったか?」
いきなり銃声が鳴る。その後、爆発音が鳴る。アーサーの方を見ると、アーサーは爆煙の中から出てきた。アーサーはやけどを負っている。
「まさか…」
溶けた地面の中からロットが歩いてきた。ロットはほぼ無傷のようだ。
「嘘だろ!? あれだけの攻撃を食らったのに、無傷なんて…!」
するとロットがアーサーに襲いかかる。それをシャーロットが剣で受け止める。
「何をする?」
「ロット。これ以上暴れるんだったら容赦しない」
「今のボクならたとえお前が相手でも退けをとらないと思うが?」
「じゃあ来な。力の差を教えてやる」
シャーロットがロットに剣を向けると、ロットは現れた精鋭の蟻とともに帰っていった。
「今のあんたじゃボクを殺せない。また会おうぜ。シャーロット」
(きっとシャーロットとロットの間に何かあったのだろう)
そして僕らもこのアリクイの森から撤退した。




