第19話 脱獄
僕らは檻に入れられた。
「皆。すまなかった」
シャーロットは深々と頭を下げた。
シャーロットは昔、アリクイの森への進出をしようとしていた。その時、シャーロットは爆弾蟻に出会い、そしてアリクイの森での戦いに参加した。だからシャーロットは爆弾蟻と問題なく会える。そう思っていた。だけど結果はこの様だ。
「シャーロット。別に誰かが悪いとか、そういうのはどうでもいい。今はこれから何をするかを考えよう」
僕はただはシャーロットには前を向いてほしい。だからそう言った。
「ありがとう。幸太郎。じゃあ作戦を立て直そう」
(それでこそ僕らの女王だ)
と、そんな時…
「シャーロットちゃん」
「アカマル!?」
檻の外からアカマルが話しかけてきた。
「何でシャーロットちゃんは捕まってるの?」
「アカマル。私はただ裏切り者を倒したかった。ただそれだけだ。でも結果はこれだよ」
「じゃあ僕がシャーロットちゃんをここから出す」
「駄目だ。アカマル。お前は…」
アカマルはシャーロットの言うことを聞かず、鍵を探しに行った。
「はああ。仕方ない。アカマルを信用し、脱獄の作戦を立てる」
「ですがここから出れたとして、弾丸蟻と弓蟻はどうするのですか?」
(確かにそうだ。アーサーの言う通り、弓蟻と弾丸蟻と爆弾蟻が同盟を結んでいるのは明らかだ。だがこの機会を逃せば次仕留めるのは難しい)
「安心してください。私はここに何年もいました。ですので心配はご無用です。それよりも、問題はこの数でどのくらい倒せるか、です」
「まあどのように倒すかにもよりますが、100は倒せるでしょう」
(いやおかしいだろ。アーサー、それにガヴェインやランスロット。それにシャーロットは最前線で戦ってきた猛者なんだ。だが僕はここ数日、ただそれだけしか戦ってない。だから…)
「確かに。ここにいる者は全員精鋭。なら余裕だな」
(アーサー。お前はバカか? 僕が強いように見えるか?見えないだろ)
「よーし。なら正々堂々と殺り合えるな」
(ランスロットまで。はーあ。絶対戦わなくちゃいけないじゃん。無理なんですけど…)
「いや待て待て。幸太郎はまだ強くない。戦闘は苦手なんだ」
(シャーロット…。ありがとう)
「じゃあ幸太郎はどうすんだ?」
「確かに…」
(僕完全に足手まといじゃん。こうなったら…)
「心配しないでもいいよ。僕だって剣の練習はしてきたんだ。だから多少は戦える…。多分…」
「じゃあ、アカマルが戻ってきたら女王様の指示に従い、弓蟻と弾丸蟻を倒しましょう」
「おーーー」




