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インセクト・ウォー  作者: 総督琉
円卓会議編
11/136

第11話 円卓同盟

僕たちはこの儀式で騒いでいた。


「蟻村。(うらや)ましいな」


「護衛。お前はやっぱり女王さんのことが好きだったんだな」


「うるせ。もうお前の女なんだから大切にしろよ」


護衛は少し悲しげだったが、女王さんの笑顔を見て安心したのか、俺に託してくれた。


「ありがとう。護衛」


「別に~。俺たちの女王は幸せになってもらわなくちゃ困るからな」


そう言いながら護衛はチキンを食べた。土で型取られたテーブルの上に布がひかれている。その上に形が整ったガラスの破片がたくさんあり、その上に野菜や肉などの料理が並べられている。


(よくこんな豪華な料理をたくさん集められたな)


僕は昔から肉が好きだったので肉にかじりつく。


(やっぱうめー)


そんな幸せな式が終わり二日が経った。


「蟻村くん。もうすぐ精鋭部隊が返ってくるよ」


女王さんも驚いた様子で言ってきた。


(まさか生きていたなんて!)


僕は王の間に行った。王の間は一面きれいな布で囲まれていて、扉の近くには小さい電球があり、なぜか光っていた。


(なぜコンセントに繋がれてないのに光ってるんだ? 充電式なのか?)


そして僕は土の階段を上がり、二つの大きな椅子の片方に腰かける。


「緊張しないでね。彼らは少し変わってるけど、頼れる者たちだから」


すると扉が開き、見知らぬ蟻が次々に入ってきた。皆(よろい)を着けており、剣をぶら下げていて、いかにも精鋭という感じだ。


すると一匹の蟻がダッシュで女王さんの前にいき、質問した。


「女王さん。その者が我ら剣蟻(つるぎあり)の王ですか?」


「ええそうよ。この方の名は蟻村幸太郎。この方のおかげで火蟻を倒すことが出来たの」


女王さんは僕を凄い奴のように紹介した。


「お前が…か!?」


その蟻は凄く見てくる。


「女王さん。この者の名は?」


僕は怖かったので女王さんに名前を聞いた。


「この者の名はアーサー。剣蟻騎士団の騎士長です」


よく見たらアーサーは他の蟻よりも装備が整っていて、鎧が汚れている。きっと先頭で戦ったのだろう。だが若い。凄く若い。


「おいアーサー。王の間で無礼であるぞ」


大剣を背負った蟻がアーサーを叱った。


「蟻村さん。彼はガヴェイン。副騎士長です」


剣蟻騎士団はほとんどのメンバーが男だった。


「なかなか強そうなメンバーだな」


「蟻村さん。この者たちはとっても強いのよ。火蟻なんて一瞬で倒せるんだから」


(じゃあ遠征に行ってなかったら俺がいなくても勝てたんだな)


「でも何で遠征なんか行ってたんだ」


「他の蟻と同盟を組むのです」


女王さんはワクワクしながら答えた。


「同盟!?」


「はい。弓蟻(ゆみあり)槍蟻(やりあり)。そして私たち剣蟻(つるぎあり)の三種の蟻の同盟。同盟の名は…」


ー円卓同盟

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