墓標
心は闇のように静かになった
闇は心のように動かなくなった
冷たい沼地に杭を打つ
報われない足掻きに諦めの微笑
見上げた星空は華燭の輝き
打っても打ってものめり込むだけ
打っても打っても息切れるだけ
太いのや長いのや毛羽だったのや
残りの杭もなくなってきたようだ
手を止めれば宵の闇は明けて
沼の水は黒い影を映し出す
ここに墓標を立てなけりゃ
はやくはやく立てなけりゃ
見渡せば遠くの山は白くたかく
秋の空は青くたかく
天地の悠久たるを思い
唯一人涙する
心は闇のように静かになった
闇は心のように動かなくなった
冷たい沼地に杭を打つ
報われない足掻きに諦めの微笑
見上げた星空は華燭の輝き
打っても打ってものめり込むだけ
打っても打っても息切れるだけ
太いのや長いのや毛羽だったのや
残りの杭もなくなってきたようだ
手を止めれば宵の闇は明けて
沼の水は黒い影を映し出す
ここに墓標を立てなけりゃ
はやくはやく立てなけりゃ
見渡せば遠くの山は白くたかく
秋の空は青くたかく
天地の悠久たるを思い
唯一人涙する
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。