熾天使の翼すら踏む僕の業
大学の夏期休暇が始まった二〇二三年の八月は二十歳の日下部主税にとって、謳歌するはずだったモラトリアムが終わってしまう夏となった。
ナナヨンと呼称される公安系情報機関の監視下にある発火能力者である主税は、監視に当たる新たな担当として京都へ赴任してきた小清水雨音と顔を合わせる。
初対面の雨音の口から「ウリエルの火」という策謀の渦中に自分がいることを告げられた主税は、その策謀が断罪する者として自分を祭り上げようと画策するものだと知る。
ナナヨンと呼称される公安系情報機関の監視下にある発火能力者である主税は、監視に当たる新たな担当として京都へ赴任してきた小清水雨音と顔を合わせる。
初対面の雨音の口から「ウリエルの火」という策謀の渦中に自分がいることを告げられた主税は、その策謀が断罪する者として自分を祭り上げようと画策するものだと知る。
#01・2023/12/23 and 2002/12/23
2025/12/28 00:25
(改)
#02・2017/4/9
2025/12/29 01:50