表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【第1章一気読み】魔力なしの魔術師  作者: YD
第1章【黄金編】
3/29

2「魔力なし」

少年の名前はユウドラ。

世界中旅をしながら生活している魔術師である。

卓越した魔力操作の持ち主であり、その才能はまさに天才である。

だが、彼を知っているものは少ない。


「とりあえず安全な場所に移動しなきゃな...」

この辺りは危険だ。

さっきのような怪物が大量にうろついている。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


突然、体の奥から熱いものが飛び出してきた。

血だ。

口から血を吐いたのだ。

体から力が抜ける。

ユウドラはその場に倒れてしまった。

目の前で棒のようになってしまった魔術師を見て慌てる少女。


あ、やべ。魔力使いすぎた。


魔力とは、世界に干渉するエネルギー。

すべての生命は生命エネルギーと魔力を生まれつき持っている。

例外を除いて。


魔力を使い果たせば、「魔力枯渇症」、

過剰に摂取すれば、「魔力中毒」の症状が現れる。

現在ユウドラに起こっているのは魔力の代わりに

生命エネルギーを無理やり使用した際に発症する魔力枯渇症である。


「早く、逃げて...」

とにかく少女を逃がさなければいけない。

ユウドラは声を振り絞る。

早く逃げないと。

もう既に近くに1体のいる。

いや、もう目の前だ。

少し目を動かすと既に怪物が見える。

さっきのとは違う。

人型の怪物だ。

骨だけのような体に手には鋭い剣のようなものを持っている。

そう、こいつらは色々いるんだよな。

と、どうでもいいことを考える。

そんなことより、

これは本気でヤバイやつだな。


頭の中から選択肢が消えていく、


次の瞬間、

怪物の頭が飛んでいた。

少し遅れてから銃声のような音が聞こえる。


やっときたか...


「ちょっと!誰かと思ったら吐血魔術師じゃない!」

鋭い声が聞こえる。

少女も声のする方を振り返った。

制服を着た女の子が2人立っている。

「ここは危険地区よ!私たちセフィロトの戦場なんだから帰りなさい!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ