八話 ~試験~
土曜日中にって思っていたのに、12時を回ってしまいました。
すみません。
明日も…今日も頑張りましょう!!
『起きてくださーい。』
その声で俺は目を覚ます。
目の前には雪菜がいた。
『うわぁ!!』
昨日のことがあるから意識してしまう。思わず顔をそらしてしまった。
『そんな勢いで驚くなんてひどいですよー。』
そんなことよりも、と言って
『壱夜さん、今日はハンター試験ですよね。頑張ってくださいね。』
『あぁ、昨日は雪菜に練習させてもらったからな。頑張ってくるよ。』
『はい。あ、私、今日は用事があってそろそろ出てしまうんですけど…。』
『あ、いいよ。じゃあ俺も出るよ。』
俺は布団から出た。
それから、少し話し、俺は雪菜の家を出た。
しかし、まだ眠い。昨日は結構遅くまで練習していたからな。
俺の足は自然と宿に向かっていた。
部屋につき、布団に入りすぐに寝てしまった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
はっ!!!
俺は目を覚ました。やばい、ヤばい、やバい、やばイ、やバイ、ヤばイ、ヤバい、ヤバイ。
もうあたりが暗い。
いまは何時だ!?!?!?
時計を見る…7時半。。。
急げばギリギリか。いや、瞬間移動を使えば…。
とりあえず影斬丸を出し、石に触れる。
クエスト紹介所をイメージし、瞬間移動!!!
ふっ!!!
あれ??
ふっ!!!
瞬間移動できない。
あ、そういえば雪菜が昼間…。
『壱夜さんは能力のレベルをもっとあげるべきですよ。今のままだと短い距離で自分しか瞬間移動できないみたいですから。』
って言ってたやないか~~~~~い!!!!
俺は訓練所へ走る走る走る。
確か、紹介所から少しのとこだった。
走る。
走る。
はしる。
ハシル。
ついたぁぁぁぁぁぁ!!!。
『なんじゃ、おまえさんギリギリじゃのう。』
宿屋のばばぁもといコロばぁがいた。
『はぁ、はぁ。…間に合ったんだからいいじゃねーか。』
いまだ息が整わず、荒い呼吸を繰り返していた。
『それもそうじゃ。因みにわしは観戦者と言うか、推薦してしもうたから来なきゃならなくてのぉ。』
そうだったのか、すまないコロばぁ。
『本人も来たようですので、試験を開始してもよろしいですか。』
声のするほうをみると、黒い執事服のようなものをきた青年がいた。
その手には長い槍が握られていた。
『あ、はい。お願いします。』
『それでは試験方法を伝えたいと思います。』
試験とはこういうものだった。
試験官(この青年)と模擬戦をし、実力を示すことができればいい、というものだった。
倒さずとも実力を示してくれれば、といわれた。
かっち~ん!!
あーもうやっちゃうね。やっちまいますよ!!
『ほっほっ。おぬしの目、気合が入ったのぉ。』
当たり前だ、こんなこと言われたら倒してやりたいと思ってしまう。
そんなことを考えていると
『では、そろそろ始めたいと思います。』
練習に使われているような長方形のステージに上った。
15メートル四方くらいだった。これは結構派手に動けるな、なんて考えていた。
はじめっ!!
その声と同時に俺は刀を出現させる。
まずは様子見だ。
槍を構え、少しずつ寄ってきた。
まだ俺と槍とは3メートルほど離れているのに槍をこちらに突いた。
こいつ、間合いもわかってないのか??
そう思った、しかし
なにっ!?
槍の先から白い、風のようなものが飛んできた。
影斬丸で防ごうとしたが、左肩にあたってしまった。
ドスンっ。
鈍く、殴られたような音がした。いや、実際なにかで殴られたようだった。
でも、なにで??
…そうか、衝撃波か!
槍の先から衝撃波を飛ばしていたのか。
最初に、心透で能力を確認しておけばよかった。
肩を抑えている俺に向かって追撃をかけてくる。
瞬間移動するか? いや、向こうは俺の能力を知らないんだ。
勝負どころで消えて意識を刈り取れば…。
それまで、攻撃をよけるんだ。
何度も槍と刀のぶつかり合う音が響く。
しかし、いつまでたってもチャンスは来ない。
向こうは疲れる気配もない。このままだと俺が疲れちまう。
しょうがない。
俺は青年の後ろをイメージし、消える。
そして、がら空きの背中を峰で切る。いや、殴るといった方が正確かもしれない。
『かはっ!!』
青年はステージから弾き出され気絶した。
…あれ??
いくら瞬間移動したからって、一撃って…。
警戒してた俺がバカみたいじゃん。
『おぬしは警戒しすぎじゃよ。試験にそんな強い試験官を使うはずないじゃろうて。ハンターおめでとう。』
本来ならハンターになった!!!って喜ぶべきなんだろうけど…なんだろう。
この、空虚感。
あー、まぁ、これで俺もハンターだな。
はぁ…。
~~~~~~~~~~~
『そんなにため息をつかんでもええじゃろうに。』
いや、だって!!だってね!?
あんな弱いのに、倒せなくても実力を示せばって言うんだよ!?
そんなこと言われたら強いと思っちゃうジャン!!
それが一撃だよ!?!?
冷めるわぁ…。
『合格したのに、たくさんため息をつくからカウンターの人も困惑しとったぞ。』
はあ…。
『でも、これで明日から俺もハンターとして仕事ができる!!』
『ま、Eランクじゃから、仕事なんて子供の手伝いに少し毛の生えた程度じゃけどな。』
その言葉でさらに沈みこんだ俺は返事も返さず、無言で宿に入り、寝た。
戦闘シーンが下手です。
どうにかならないものか…。
そして、もっと話を進めるはずが、あまり進みませんでした。
明日はもっと頑張ります。
辛口でもいいので、どなたか、下手な部分を指摘してくれるとありがたいです。
よろしくお願いします。