三話 能力開花?! いや、目覚めて?マジで!頼むから(汗
今日が祝日ということを考えていなかった作者ですww
今日も二話ほど更新しようと思います。
俺は夢を見た。
夢の中で黒い猫に青色のツバサのついたものを見た。
そのまるでスフィンクスのようだが、顔は可愛い猫だった。
『ふふふ、驚いておるようだの。我は主をこの地に招いた・・・・いうなれば精霊だ。』
驚いている俺を考えず、精霊は話を続けた。
『約束通り、主にこの世界で生きる術をやろう。いや、能力と言った方が正しいか。』
『約束だと?俺はお前と何か約束を交わしたか?』
俺は訊ねた。
俺がそういうと
『ふ、主は忘れていたか。だが、能力がなければこの世界では生きていけぬぞ?みな、何かしろの能力をもっているのだから。』
笑いながら自称精霊は言った。
『具体例をあげるなら、雪菜と言ったか、あやつは空気中の冷気を操ることができる。そして、ここの婆は・・・ふむ、特殊だな。能力の強さ、能力名を視ることができる。』
『そんな能力を俺にもくれるっていうのか?』
『あぁ、主は戦闘に特化した能力か。商業に適した能力。どちらが欲しい?といっても心は決まっておるようだが』
そういって精霊がいやらしく笑う。
お見通し、か。
『おう、決まってる。俺は戦闘に向いている能力が欲しい。』
『戦闘向き、だな。では、どういった能力が欲しい?』
『お前が与えてくれるんじゃないのか?』
与えてくれるなら選択はあまりできないんじゃないか?と思っていた。
『それはそうなのだが。我は主のイメージを能力として主に植え付け、力を授けるのだ。』
そういうことか。
早速俺はさっきから浮かんでいたイメージを思い浮かべる。
少し反則的だが。
『ふむ、主も見かけによらず、なかなか悪いやつだ。』
精霊がそういうと、俺の目の前に煌びやかな日本刀が現れる。
しかし、普通の刀と少し違うのは柄に5つの窪みがあることだ。
刃の部分には綺麗に波が入っていた。
『主の能力は、刀に能力を5つコピーし、それを扱う能力だ。影写とでも名づけるか。』
影写・・・ね。カッコいいじゃん。
『でも、俺はコピーできる数をイメージしたとき指定してないぞ?』
そう、数は指定していなかった。
『さすがに数を指定しないとこの世界を主が支配しかねないからな。コピーは刀をコピーしたい能力の持ち主に握らせることでコピーできる。コピーした能力を消したい場合はコピーした能力名をつげ、空に掲げればよい。』
さすがに発動するまでに条件が加わるのか。
『まぁそれくらいならいいか。』
『それと、刀は主が名づけ、その名を口にすれば現れるだろう』
刀の名前か。楽しみだ。
『では、我は消えるとするか。そうだ、最後にひとつ。我の名はソフィーだ。覚えておくといい。』
柔らかなその言葉が聞こえたところで
俺は目が覚めた。
『ふぁーーーあ』
おおきくあくびをして、今見ていた夢を思い出した。
『まぁ、なによりも刀の名前を考えるか。能力名が影写、か。』
んー、影写。影を写す。・・・・あれだ。
『影斬丸』
そうつぶやくと、俺の手には柄が真っ黒な刀が現れた。
夢は本当だったか。
影斬丸を振るうと
「ひゅん」
と音がした。
そして、振るった先にあったカーテンは横に斬れた。
切れ味はよさそうだ。。。
そういえばこの町にはハンターに仕事を出してるって言ってたな。
とりあえず、ハンターになって仕事を請けるか。
いや、まずはおばちゃんからいろいろ聞いてからだな。
なんか少しずつ、自分の下手さが現れてきましたww
ご意見、ご感想お待ちしております。