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二十話  ~召喚~

お知らせがあります。


作者が一話から読みなおしたところ、ものすご~く恥ずかしくなりました。


なににって文章の下手さにww


最近は勉強が活かされてきたのかましになってきたけど…という気のせいww


なので一話から訂正を加えていきたいと思います。


話は変わりませんが、文の量が増え、内容も濃いものとなると思います。


そういう事情もありますし、テスト前と言う事で次回の更新は12月5日を目標としています。

お楽しみに!!


いま俺はエルーと二人、草原に来ている。


いや、デートとかじゃないんだよ??


エルーの能力について聞かせてもらったり、俺の能力について話したりしていたんだ。


エルー曰く、エルーの能力名は精神の顕現(サモンソウル)と言うらしい。


エルーは俺の能力について聞いた途端


『私の能力もコピーしてみますかー??』


と言ってくれた。


なんでも理由は


『この能力を使うたびに私のこと想ってもらえるじゃないですかー』


うん、ものすごい恥ずかしかったけど、それと同時に嬉しかった。


だから俺はすぐにコピーさせてもらった。


刀の柄には四色目となる、紫色に輝く石がぴたりとはまった。


俺の刀にはこれで


《心透》


《瞬間移動》


《氷の指揮者》


《精神の顕現》


この四つがコピーされている。


そろそろストック的に厳しいなぁ…。


この中で俺にとってあまり必要ないのはあれかなぁ………


『なぁ、精神の顕現ってどうやって発動したらいいんだ??』


俺はさっきから発動しようとしてるんだけど、なにもできない。


刀に手を添えて一人でうなる少年…周りからみたらなかなかシュールな画だな。


うん、改めて考えると恥ずかしいぞ。


『私のときはですねー、能力がわかってから強さのイメージをずっと考えていたらいつの間にかー、クロフがー、現れちゃってましたねー』


うんうん、と首を頷きながら思い出しているエルー。


でもね、一言言っていいか??


『参考にならねーよ!!!!!!!!!!!!!』


あ、いかんいかん。


つい怒鳴ってしまった。


うぅ…と大きな目に涙を浮かべて上目遣いのエルー。


ものすごい悪いような気がしてきた。 正当ギレのはずなのに…。


『すまん、エルーつい怒鳴っちまった』


すると、エルーの目から涙が消え、キラキラとした大きな目が曲線を描いてこちらに微笑んでくれた。


『いいえー、だいじょうぶでーすー』


これで、ひとまず安心。


『エルー先生!! それじゃあ僕は強さのイメージを固めればいいのですか??』


『壱夜くん!! いいですかー? 先生は強いものと言われてペンギンさんを思い浮かべていましたー。 それでも現れたのは漆黒のドラゴンですー。 つまり、強さのイメージは関係ないということでーす!』


えへっ♪ と言いそうな顔でエルー先生はとんでもないことをおっしゃった。


………それならエルーが強さのイメージ考えたのって無意味じゃん。


しかもペンギンて…。


あぅ…そんな目で見ないでー? とつぶやいてるエルーは気にしない。


『あー!! 思い出しましたー! 最初にクロフに現れたときは、カッコいい呪文唱えたら出てくるんじゃ…って思って呪文を唱えた日ですー!!』


つまり、俺も呪文を唱えればいいと??


『だから壱夜さんも呪文を唱えたらいいですー??』


呪文かぁ…。


『なんか、ダサい呪文を毎回召喚の度に唱えるのヤダから考えさせてくれ』


『そのことなんですけどー…召喚呪文は一回目はなんでも大丈夫ですー。 召喚したものと契約を交わすときに呪文を唱えるんですー。 その呪文が召喚されたものと壱夜さんのキズナになります。 私の唱える呪文は私とクロフのキズナです』


そういって胸に手をあて、ぎゅっと握っているエルー。


んー、胸がプルルンってした方に目がいってしまったなんていえない…。


でも、それなら…。


『最初の呪文は適当でいいんだな?? それならすぐ決めるから離れて見ていてくれ』


そういってエルーを離れさせる。


心を落ち着かせる。


さっきまでの草のざわめき、月光の輝き。 すべてを心から追い出し、集中力を研ぎ澄ます。


研いで、研いで、研いで。


細く鋭く、刀のように。 


折れそうで折れない。


鋭く、鋭く、鋭く。


そして、俺はなにかに呟きかけるように、それでいて強さを感じさせるような声で唱えた。


『俺の道を貫くために力がいる。 俺の道を通す力を。 俺の道を塞ぐ物には裁きを。 俺の声が聞こえたなら答えろ。 俺の声が聞こえたのなら現れろ。 俺の心を顕現するものよ。』


俺は、呪文ではなく、俺の想いを、願いを唱えていた。


これでも答えてくれるのだろうか。


『汝の声、たしかに聞こえたぞ。 我が答えよう、汝の声に』


そう聞こえた瞬間、目の前に眩い光が降り注ぐ。


優しさを感じさせるような光が、夜とは思えないほどの輝きを世界に与える。


俺を、エルーを、草を、草原を、すべてを、世界を包みこむような錯覚を覚えるほどの光が降り注ぐ。


そして、少しずつ光が収束していく。 俺の視界も辺りが見えるほどに戻ってきた。


俺の視界には四つの白い翼を持った少女がいる。


……エ。 ボクノセイシンガアラワレルンダヨネ??


目の前の少女をもう一度見る。


十二、三歳の淡い紫色の服を纏った幼い少女がいる。


小さな顔。 ブラウンの長髪。 少し鋭い目。 とても可愛く、そして綺麗な子が立っていた。


いや、正しくは”浮いて”いた。


その少女は背中に四つ翼があった。まるで天使だ。


おれ、ついにダメなコになっちゃったのかな…母さん。


俺の心を表すものが少女? 隠れロリだったのか俺…。


一人嘆いていると


『あんたが私を呼んだの??』


少女はこちらに目を向けて、鋭い声で聞いてきた。


『あ、あぁ』


へーっと言って俺を見て言う。


そして


『あんたならまぁいいわ。 私に名前をつけなさい』


名前??


『名前って俺がつけるのか??』


名前って初めからあるんじゃないの??


『つけるに決まってるでしょ? 名前をつけることで契約をして、呪文によって私とあんたに道をつなげるのよ』


当然のように言われてもなぁ…。


『どんな名前がいい??』


一応要望も聞いておこう


『あたし?? あたしは綺麗な名前がいいわ』


んー、あ! この花の名前は…。


『じゃあ(れん)ってどうだ??』


蓮、蓮…と何度も呟いている。


『意味とかってあるの??』


『俺のいた国には(はす)の花っていう花がってな?? その花は泥の中に咲くんだ』


『そんな花!!!』


そういいかけた蓮の声を上から塗り替えるように言う。


『でもな?? 泥の中に一輪。 綺麗に咲く花って美しくないか?? 泥に負けず綺麗な花を咲かすんだ。 周りなんか関係ないって感じに』


だから…


『蓮にもそういう風になってほしい』


おし!! いいこと言った!!


第一印象ばっちり!?


すると蓮は


『あ、ありがとうっていっておくわ』


蓮は照れたように感謝してくれた。


『俺は壱夜だ。 よろしく』


『壱夜ね、よろしく。 それじゃ、ちゃちゃっと契約の言葉を』


そう言って蓮は俺の手をとり跪く。


『我が名は蓮。 汝の呼びかけに答え、共に道を切り開く者。 ここに契約を』


そういうと蓮は俺の手の甲に口付けをした。


すると、俺の手が輝く。


蓮が現れたときと同じような輝きだ。


しかし、すぐに収まっていく。


そして、俺の手には小さな丸を四つの翼が包みこむような絵が残っていた。


『はい、これで契約完了!! 手の甲のやつは紋章だから消えないわ。 呪文は頭の中に流れ込んできているわよね??』


『呪文?? 我は…『はい、ストップ。 いまあたしがいるでしょー!? いま唱えてどうするのよ』


『すまん、口が自然と…』


そう、わざとじゃない。


自然と口が呪文を紡ぎだしてしまった。


呪文は契約と同時に俺の頭の中に流れ込んだようだ。


しかし、俺の心ってこんななのかな??


『なぁ、蓮って何??』


あ、直球すぎた。 なにこのアバウトで直球な質問。


リトルリーグの子供にもホームラン打たれちまうよ。


メジャーだったらキャッチャーミット届く前にバッターが


『HAHAHA!!』


って笑って場外になりそうだ…。


『んー、そうね。 この世界では天使って感じかな??』


…パードゥン??


『天使よ、天使』


信じられない!!!


なぜかって??


蓮の性格が天使ってことがだよ!!!!!


『なんか失礼なこと考えてない??』


『ウウン、ソンナコトカンガエテナイヨ??』


錬はジト目でこちらをにらんでいる。


が、疑うのをやめたのか、元に戻った。


あ、蓮のことばかりでエルーを忘れてたよ。

記念すべき二十話書き終えましたぁ!!!!!!


今度のテストもシングルナンバー狙ってやるぅ!!


PTもうすぐで300!!ホントに嬉しいです。


しかし、お気に入り、感想があまりなく、寂しいような悲しいような…


めげないで頑張ります!!


あ、でも自分の書いた小説を読んでもらえるだけで嬉しいので頑張れます!!

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