十五話 ~命を託す物~
題名に負けてしまう内容…ww
さて、作者はここにきて、駅伝シーズンの到来です。
もっともっと更新したいと思ってはいるのですが、いかんせん時間がありません。
帰宅が10時を過ぎてしまうので、なかなかにorz
今回は学校で少しずつ書き溜めたため、量が多めとなっているので
許してください。
んー…………zzz
昨日はどうしたんだっけ??
お昼にロコと打ち上げして…。
そうだ、そのあと雪菜の家に俺とロコで行ったんだ。
うん、最初俺を見たとき笑顔だった雪菜の顔がロコを見た瞬間歪んで、ロコの顔も歪んだんだ。
それで、雪菜がお酒を持ってきてハンターのお祝いにはお酒じゃないとって言って。
そのときにロコがもう満腹ぅぅ~~♪とか言って帰って。
送ろうと思ったら速攻瞬間移動で帰って。
俺と雪菜の二人でお酒を飲んで…どうなったんだろ。
ふにゅ
なんだろ、このマシュマロみたいな柔らかなものは
ふにゅふにゅ
張りがあって、でも禁断の柔らかさのような気が…。
ふにゅ
ひゃっ
ん?なんだ今の声。
『壱夜さん!!なんで私のむ////むねをさわってるんですか!?////』
し、しまったぁぁぁぁぁぁああ!!
俺はゆ、ゆゆゆゆゆゆきなのむねを揉んでいたのかぁぁぁぁ!!!
『そういうことをするにしても、順序ってものがあるのに…/////』
雪菜は顔を赤らめ、むねを布団で隠してる。
布団で??
『俺、昨日雪菜と一緒に寝たの!?!?』
『壱夜さんが気持ちよさそうに寝てたので私も一緒にと思ってつい…///』
もじもじとする雪菜。可愛くて押し倒したくな…いや、ダメだ。
『まぁ…先に寝ちゃった俺が悪いし。いいか。』
『えっ、壱夜さんがいいなら…その…いいですけど。』
まぁ、あれだ。
記憶がないからな。
その後は雪菜に話しかけても
『あっ……うぅぅ////』
とかしか言ってくれなくなったからな。
『とりあえず、今日はクエスト行ってくるよ』
そういって俺は一人で紹介所に向かった。
窓辺で悶えている雪菜を置いて………。
~~~~~~~~~~~~~~~~
『本日はどういったご用件でしょう』
いつもの受付嬢が現れた。
たしか、桔梗…だったかな??
今日もいつものように営業スマイル全開じゃないかコノヤロー
そんなことを目で表わしていると、ふっと言った感じに鼻で笑われた。
見ました!?奥さん見ました!?これ、全国ネットに流したら問題になるんだからっ!!!
心までは読めなかったようだな…ふっ、桔梗もそこまでのやつか…という気持ちを込めて俺も鼻で笑ってやった。
すると
ため息をついて
『なんか用かよ駆け出し野郎が』
そんな言葉を吐き捨てやがった。
そんなこというとなぁぁぁ!!!!
駆け出し野郎だと!?
駆け出しだけどなぁ!?
俺だって頑張ってるよ!?少しずるい能力だけども!!
雪菜にだって殺されかけたし。
あ、でも柔らかかったなぁ…いかんいかん。
でも!! お前にそんなこと言われたくねぇんだよ!!
俺だって言っちゃうよ!? 女の人だからって傷つけちゃいますよ!?
国王ですら今の俺の言葉には耐えられないぜ!!
そんなシンキングタイムに入っていると
『言い返せないなんて、終わってますね』
はいきたぁぁぁぁぁぁぁぁ
言い返してやるぜ!! 食らえ!!
『あ…すみませんでした』
俺のへたれ!!こんなとこで優しさ披露しちゃって!!
もっと強く言ってやれよ!!
うるせぇこのしゃべる看板くらいいってやれよ…もういいや。
そろそろ本題に戻ろう。
『今日はクエストを受けにきたんだけど、なにかあるか??』
突然俺が話題を変えてきたので桔梗もビックリしたのか
『クエストですか??』
敬語に戻ってらぁ、やってやったぜ
俺は心の中で笑っていた。 小さいとか言わないでね!?
すると桔梗はヘンなものを見るような目でこちらを見た。
『リードを持っていないのですか??』
リード??なんだそれ。
小さいときに流行ったゲームボーイアドバンスにつけるマイナーな機械ですか??
カードリーダーだっけ?
俺が意味わかんないみたいな顔をしていたら
『知らないんですか??はぁー…なんでこんなやつに教えなきゃいけないんだか』
あからさまに言わないでーーーーーーーーーーー!!!!!!!
俺、傷ついちゃうよ!? ここで泣いてもいいよ!? そしたらお前が困るぞ!?
ガラスのハートだからね、さっき言い返せなかったからもうヒビ入ってるから!!
『めんど…一日一回配信の紹介所からの情報誌を受け取ることのできる機械です。他にもリード同士の通信ができます』
って言うとあれかな??ケータイ電話みたいなやつかな。
てか、前半のめんど…ってちゃんと聞こえてるんだからな!!
『仲のいい人同士でパーティを組んだり、ご飯に誘ったりするときにも使うことができます』
へぇー、じゃあ雪菜とかロコとかのも聞いておこうか
『まぁ、リードでできることはそれくらいでしょう。防具店にいけばあると思いますよ』
それだけわかれば十分だな!!
『さんきゅ!! とりあえずリードっての買ってくるよ!!』
そういって俺は駆け出した。
やっぱ楽しみでしょ!?NEWワールドでNEWアイテム! テンションあがってくるわ!!
俺はニコニコの笑顔になって防具屋へ駆け出した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さぁ、防具屋に駆け出したわたくしこと柊壱夜。
走ること20分、未だ店すら見えず途方に暮れております。
なんでかなぁー、異世界にきてから俺ってばステータスに方向音痴加わってるのかなぁ。
そんなことを考えていると前からオレンジ色の髪の女の子が歩いてきた。
ロコは指輪をニコニコしながら見ている。 あんまりよそ見してると危ないぞ??
でも、いいところであった!!
『ロコー、このあたりに防具屋ってないかー? リードってやつ買いたいんだけど』
するとロコは指輪に夢中で俺に気づいてなかったらしく、ツインテールがぴょんっと跳ね大きな目をこっちに向けていた。
今気づいたけどこいつの目って緑色なんだー。
『お兄ちゃんかぁー、びっくりしたよぉ。 でも、お兄ちゃんだから許してあげる♪』
なんか、お兄ちゃんって言われるのが嫌じゃなくなってきた…どうする、俺!!
『防具屋だったよね、ロコはいま行って来た所だけど、お兄ちゃんが行くならもう一回行く♪ それにリード買うならいろいろ聞きたいし☆』
ロコがいっちばーんとか言ってるけど、一番ってなんのことだ??
そんなことを思っているとロコは俺の手を握って歩き出した。
『いこっか♪』
ロコが嬉しそうに並んで歩く。 小さい手で俺の手を握ってる。
なんか恥ずかしいな。
そんなことを考えているとすぐについた。
なんだよ、こんなに近かったのか…。
俺の目の前には緑色の大きな建物が。
もっとコンビニみたいなやつだと思ってたけど全然大きさが違った。
ただ、コンビニの大きさが大きくなったって感じだけど。
ロコはこちらを振り向いて
『はい、防具屋に着いたのです♪ 覚えてね、お兄ちゃん♪ じゃあリードだったよね、一緒に探そう??』
そう言ってロコは俺の手を引っ張って奥につれていく。
中にはたくさんのハンターと思われる人がいた。
ただ、俺のような緩い表情をしている人がいない。
みんなものすごい真剣だ。
例えるなら、テスト前日の自習時間くらいの真剣さだ。
ってこの言い方だと真剣に見えないかもしれないが、すごい真剣だ。
『なんでこんな緊張した雰囲気なんだ?? もう少しにぎやかでもいいんじゃないか??』
俺の疑問にロコはビックリして、それから周りの人に聞かれていないか確かめていた。
そして、小さな声で
『当たり前のこと言わないでよ、お兄ちゃん。 ここは防具を売ってるんだよ? ハンターにとって自分の命を預ける道具を買うんだよ?? 命がかかるものを買うんだからみんな真剣になるに決まってるじゃん。』
そうか、俺の発言が周りの人に聞かれていたら危なかったな。
みんな命を預ける道具を選んでいるんだ。
真剣になって当然だな。
『わかってくれた?? じゃあリードコーナーに行こっか♪ あそこだけは防具とかとジャンルがすご~く違うから区切ってあるから大丈夫だよ♪』
少し歩くと白い板で区切られている部屋があった。
その部屋にはハンター以外の人が少しいた。
ここはまだにぎやかだな。
やっと落ち着いたぁー。
『じゃ、リードえらぼっ♪ 私のは最新型だよぉー』
ほらっ と言って俺の目の前に出された髪と同じオレンジ色の機械。
ケータイ電話とサイズあんまり変わらないなぁ…。
ただ違うのは画面の大きさだな。
そんなことを考えているとロコが機械についているボタンを押した。
ガシャン!
そんな音と共に今までのサイズの3倍ほどに開いた。
上下の二つに分かれているその機械は上は液晶、下はキーボードのような字をうつスペース。
ボタンを押して大きくなったら小さいノートパソコンみたいだな。
俺が眺めている間にロコはどこかに行っていたようだ。
なぜか走ってきた。
『いいでしょー♪ これ、慣れると使いやすいんだよ? ボタンの大きさが押しやすくて。 お兄ちゃんもお揃いにしようよぉ♪』
そう言って俺の腕にぶら下がってきた。
選ぶのもめんどくさいからいいかなー。
『じゃあ俺もそれにするよ。 買いに行こう。』
俺がそういうと
『へっへーん♪ これ、な~んだ☆』
そういっているロコの手には小さな箱が。
『開けていいか??』
うん、とうなずいたのを見て箱を開けると
『おぉ!! カッコいいじゃん!!』
俺の手にはロコとお揃いの機械が。
ただ少し違うのは青色だということだ。
青色、いいねぇー。 青と黒と赤は俺の大好きな色だ。
『ちなみに、お兄ちゃんのに私のリード、登録しておいたからね♪ 私が一番最初だけどね♪』
…まぁいいか。
電源をつけてすぐ
ピピピピピッ
という音がした。
俺はリードを開くと
~ハンター協会~
この情報はハンター専用の情報サイトからです。
今後は、リードへ届く情報から、クエストを選ぶことができます。
それでは、これからも日々、ハンターとして努力してください。
と書かれていた。
これで俺もクエストを受けられるな。
今日は、ロコと遊ぶか。
買ってもらったお礼も兼ねて。
俺は、自分からロコの手を掴んで、店の外へと歩き出した。
そう、俺はこのとき知らなかった…ロコの番号を最初に登録したために起きる悲劇を…
最近、戦闘場面が少ないと思っているので
もっと増やしたとほうがいい!!
とか
いまのままでもいい!!
など、意見お待ちしております。
それと、もしよろしければポイントもww