プロローグ
マジで見切り発車です
まだ午前中だというのに薄暗い空模様の下、大規模な魔法の行使が行われた。
数瞬前まで起こっていた轟音がきれいさっぱり消え去る。
一人の少女が膝から崩れ去る、彼女の特別な力を併用し情報量に耐え切れず彼女は魔法を発動し終わってすぐに脳が焼き切れてしまった。
脳の損傷だけでなく真新しい幾つかの銃痕もその少女の体についている。
その白髪の少女とは対照的な色をした少女が駆け寄り、倒れた少女を揺すり起こそうとする。
「起きて白亜、ねぇ起きてよ」
以前から少女は白亜と呼ばれた少女の魔法の危険性を知っていた。そしてその強力なデメリットも。
白亜の魔法を知る数少ない彼女だがそんな事は起きないと高を括っていた。苦労を顔に出すことは無かったが、それでも白亜はその魔法を人にバレない様にこそすれ多用していたのを見ていたからだ。
彼女は白亜と呼ばれた少女なら私の為なら何だってしてくれ、いつもそばに居てくれると。そう思っていた。そしてその関係が永遠に続くとも。
「起きなさい白亜、私が呼んでいるのよ!」
光を失った瞳を開けたまま白亜はピクリとも動かない。その人形のような顔に水滴が落ちる
「私を…私を置いていくの?誓ったじゃない……貴女の永遠は私の物私の永遠も貴女の物だって…あの言葉は嘘だったの?私をあのどん底から救い出してくれた貴女が何で…」
ポツポツと降り始めた雨粒は直ぐに大粒の雨粒となり少女達に降り注ぎ。
少女の鳴き声は大勢の足音と雨音にかき消された
こっちのポイントいっぱい貰ったらヒーヒー言いながら書くと思います