証明
私は武術家だ
武道家ではなく、武術家か。明確な違いは説明できないけど、武をとうして人間として成長したいわけではない。
ただ純粋に世界最強になりたく、全てを武術に捧げた。その結果世界最強になれたが、なった後が問題だった。
私は最強になりすぎた。ライバルがいない、むしろ相手をしてくれる人もいなくなってしまった。
もしこれが武道家であれば真の敵は自分自身であり、孤高もまた修行を思えただろうが、私は培った技術が使い道もなくしたれて行くのが我慢ならなかった。
だから、オカルト話とは思ったが異世界へ行く噂話を信じてみた。
結果、異世界に来ることができた。
転生にあたりそのままの姿形で転生も可能だったみたいだが、ある程度種族の選択はできたので、スケルトンと呼ばれる雑魚モンスターにしてもらった。
理由は、まずある程度の不老不死である点。骨なので取っ替えができ魂さえ無事で有れば簡易的な不老不死を体現できる。次に、武術を極めて行くうち筋肉量に依存した技が多くなる点への疑問からだ。本来弱者が強者と渡り合うための技術なのに、筋肉に比例して武術家として強くなるのはおかしな話ではないかと常々思っていたからだ。最後にモンスターであれば、他のモンスターや人間も含めて戦うことになるからだ。
私は力なき身になり、武術の技術のみで生き抜き異世界でも最強を証明していこうと思う。