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4話 召喚

 勇者御一行はとある小さな村で一泊する。この村はエキドナによる被害が最も多い所だったので勇者達が戻ってくると同時にお祭り騒ぎになる。


 「なんか、私たちが倒したみたいな雰囲気になってますよ」


 「別にいいじゃないか、奴らそういうのは興味なさそうだからな」


 「それに何者なんだ。勇者とタイマンでここまで戦える奴初めて見たぜ」


 「奴は危険視した方が良い。少なくともこっち側の人間じゃないのは確かだ」


 話を聞いた3人は固唾を飲む。恐らくだが、あの時の戦闘は2人共本気ではなかった。本気での戦いではないのに間に入ることすら無理だった。そんな奴がいつ私たちに襲い掛かる分からない故、怖くなってくる。その中でただ1人、勇者は戦うこと楽しみのようで笑っていたのだ。


 ハイゼンとカズヤは目的の物を取ってきたので暫くの拠点である古い砦に帰ったのであった。


 「お帰りなさいませ。ハイゼン様」


 「お留守番ご苦労だったな。それに」


 アリスが頭を下げて挨拶をし、ハイゼンは周りを見渡す。どうやら留守中に何者かが襲ってきたことを彼は砦に入った途端すぐに気づく。


 「誰か襲ってきたのか」


 「綺麗にしたのにさすがですね。どうやら、一昨日私たちが攫ってきた人は貴族のお偉いさんだったようで」


 「そうか、それで」


 「大丈夫です。ヴォルグとヘレナと一緒に迎い撃ち、私が直々に催眠を掛け無かったことにしました」


 「分かった。それじゃあ、他の者を集めよ。あれを始めるぞ」


 「「はっ」」


 アリスとカズヤは他の仲間を広い部屋の所へ呼び集めた。その部屋の中心には魔法陣が描かれており、その上にはこれまで集めてきた素材が入っている聖杯が置いており、その周りにハイゼンとのその仲間がいる。


 「さあ悪魔よ、我に力を与えよ。狂気の支配者たる者ここに召喚せり」


 すると魔法陣が真っ赤に光る。その光は段々と強まり、ついには目も当てられない程になった。


 「この私、レヴィアタンを呼んだのは誰だ?」


 「これはこれは、ククク可愛らしい悪魔が出てきたな」


 出てきた悪魔はレヴィアタンと言い、悪魔っぽい翼、水龍のような尻尾をしている可愛らしい悪魔だった。


 「私に力をくれ。大人しくしていれいれば何も…ん?」


 ハイゼンは右腕に違和感を感じる。レヴィアタンが持っているハルバードの斬撃により彼の腕は綺麗に斬られた。


 「この七大悪魔の一人である私にその態度はないでしょ…ン!」


 レヴィアタンは横腹に猛烈な痛みが走る。それはヘレナによる飛び蹴りだった。彼女はリーダーが傷つけられたことに憤りを感じたが、ハイゼンは彼女を制止させる。


 「クソッ、なんて…蹴りの威力だ」


 「こいつらを舐めない方がいいぞ」


 「もういい、怒ったわ。皆殺しよ。全員殺してやるんだから。まずはあんたよ、片腕が無くなったからきついんじゃあないかしら」


 「さあ、どうだろう」


 ハイゼンは無くなった右腕をレヴィアタンに見せる。すると、黒い炎【混沌の炎】が右腕を形成されていき、右腕は再生された。


 「な…んだと」


 「驚くのは速いぞ。お前ら、ここから離れろ」


 「「「了解」」」


 4人の仲間は2人の戦いを巻き込まれないように少し遠くから見守る。


 「さあ一緒に踊ろうぞ。狂った機械人形(オートマタ)のように」


 ハイゼンは【混沌の炎】を最大に出力させる。その姿は悪魔も脅えるほどに凶悪な存在となっていく。レヴィアタンは思わず少し後退りをしてしまうが、そこでとある事を思い出す。


 「お前、ベルフェゴールやベルゼブブを知ってるか」


 「ああ、そんな奴いたな。そいつらはこの私の中で生きている」


 「よくも私の仲間を、お前を絶対に許さない」


 「まずは、こいつを相手にしてやれ。戦いたくてウズウズしてるからな」


 一部の【混沌の炎】が一か所に集まっていき、やがてそれは狼の姿になった。


 「それは、フェンリルではないか」


 フェンリルは遠吠えをしたらレヴィアタンに襲い掛かる。彼女もハルバードで応戦するも、ついには彼女の片足がフェンリルによって食いちぎられる。

ハイゼン「作者がもうすぐ夏休みだーって騒いでる」


アリス「へー、てことは更新ペースあがるのかしら?」


ハイゼン「いや、遊びまくると言ってたな」


アリス「いや、ここはどうなるの」


ハイゼン「私が知るかよ~」


アリス「ここも中々の手抜きになってきたわよね」


カズヤ「ネタ考えることが本編より難しいって嘆いてたぞ」


ハイゼン・アリス「メタいな!」

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