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スノウスライムとウォータースライムの場合

会議の後、スノウスライムのスノウとウォータースライムのウォーターは仲良く集落へ向かいました。

スノウスライムとウォータースライムは水がある場所を好む事から共に住んでおり、集落のある湖に着くとウォータースライムが水を操り湖を少しずつ割りそこをスノウスライムが凍らせるという合わせ技で湖の底にある集落へ続く小さな入口を開けた。

中に入ると湖を元通りにし通路を歩く。

やがて門番の姿が見えて二匹は「「ただいま~」」と手を降った。


「「お帰りなさ~い。スノウ様、ウォーター様。」」


「「スーちゃん、ウーちゃん門番お疲れ様。」」


「「えへへ。今、扉を開けますね。」」


スノウスライムのスーとウォータースライムのウーは氷でできた扉を2匹が通る間のみ水の膜に変えた。


「「ありがと~。」」


再びスーとウーに手を振り集落に入ると大きな氷のプールの中に浮いていたスノウスライムとウォーターが一斉に駆け寄ってきた。


「「皆ただいま~。大変な事は起きなかった~?」」


スノウとウォーターの問いかけに皆で親指を立てて異常が無い事を伝えると、スノウとウォーターは嬉しそうにニコニコしながら「「良かった~」」と呟いた。


「「皆にお話があるから集会場に集まって~」」っとスノウとウォーターは住民を集会場に集めると会議であった事を話し出した。


「「だから私たちも何か考えなきゃなの~。何かあるかな?」」


「「僕達が作ったあれは?」」


スノウスライムのユーとウォータースライムのミーが丸い水晶のような物を持ってスノウとウォーターの前に来ると「「見てて」」っと言ってそれを床に投げつけた。

するとパリンという音と共にソレが割れて中から水が出てきたかと思うとすぐに凍りついた。


「「凄いでしょ!!」」


「「すご~い!どうやったの~?」」


「「薄い氷のボールにお水を入れてゆっくり冷やしたらできたの。スノウボールって呼んで。」」


「「じゃあスノウボールを皆作れるようにしよ~!」」


「「ハイハイ!私たちも見せたいものあるの。」」


そう言うと慌ててスノウスライムのシーとウォータースライムのターがスノウとウォーターの前に出てきた。


「「何を見せてくれるの~?」」


「「それはね。」」


二匹はそのまま動かなくなってしまった。

スノウとウォーターは不思議そうに二匹を眺めるが原因が分からない。


「「あれれ~?どうしたのかな~??」」


「「こっちだよ。」」


スノウとウォーターの目の前にいるはずのシーとターは岩陰からひょっこりでてきた。


「「あれれ~?なんで~??」」


「「すごいでしょ。先に出したのは私たちの分身なの。」」


「「分身~?すご~い!!」」


その後、スノウスライムとウォータースライムは皆でスノウボールと分身を作れるように訓練という名目で次の会議までスノウボール合戦や鬼ごっこをして遊んで、のんびりほのぼのと過ごすのでした。

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