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私と私の周りの人たち

作者: 櫻樹麗華

『兄、起きない』


私が小学生のころ。


私と兄の部屋は隣同士でした。



夜中。

兄の部屋からドゴンというすごい音が。

いったい何事かと眠いながら兄の部屋へ。


そしたら、兄の首から上が、

壁の中に。

えげつなかったです。

どんなホラーより。

どうやら兄がベニヤ板を寝返りを打った時に突き破ったらしいのです。

それでも兄は眠っておりました。


どんだけ鈍いんかい。



『兄、穴開ける』


兄のお風呂が長いなと思って、私と母は

「お風呂の中で眠っとうんやないん」

と話しておりました。


予想は大当たり。

ただ、問題は、兄がお風呂の中で寝返りを打ったときに、

風呂桶に穴をあけてそこからお湯が漏れ出てしまいました。

兄はそれで寒くて目が覚めたそうですが。


破壊魔か。


『破壊魔、三度降臨』


兄がお風呂から出てきた。


うん、ここまでは良しとしよう。


だがっ!


なぜ、お風呂のドアまるごと外れてるんですか!?


「うん、なんかね、なかなかドアが開かんと思ったら、取れた」


その日からドアを注文して取り付けが来るまでの一週間、


お風呂のドアを立てかけて風がビュービュー入る中、


お風呂のドアが開いたままお風呂に入ってました。


寒っ。


『破壊魔、三度では飽き足らずだった』


兄が塾に出かけて、何が原因かもう覚えてないのですけれど、


親に怒られることをして、締め出しをくらって家に入れませんでした。


兄は怒って鞄を振り回しました。


そしたら、玄関の外灯を破壊し、


丸かった外灯のオブジェが扇形に。


直せ。


『破壊魔、ゲーム好き』


破壊魔、もとい兄はゲームが好き。


夜中、ラスボスを倒したら必ず私にエンディングを見せるために

わざわざ私を起こしに来た。


そんな兄が大学生になって、ゲームをして、しすぎて、


「最高経験値賞」というものに選ばれ、地方から東京まで御呼ばれし、


賞と副賞をいただいた。


ゲーム好きもここまでくればプロ!?


『破壊魔強し』


兄に食べられないものはありません。


シャープペンの芯、消しゴムなども食べます。


カプセルに入った黒酢などもわざわざ口の中でカプセル壊して食べます。


今度イナゴ食わせたる!



『ドッジボール』


私が中学生のころ。


昼休みにドッチボール……もといドッジボールを友達としておりました。


友達が振りかぶって投げた!


当たる!


と思って避けた球が、偶然そこらでサッカーをしていた男子生徒の背中にヒット!


いやー、グラウンド狭いのって、罪ですよ。


ちなみにそのあと。


何もなかったかのようにドッジボールは再開し、


その男子生徒も健康でした。


『給食』


グループを作って給食を食べておりました。


その日、私たちは班になってごはんを食べておりました。


あるAくんが


「鼻にご飯粒が入った」


と言い、片手で鼻を抑え、ふんっ! とご飯を出そうと奮起しておりました。


そしたら、


スポーン! とご飯粒が出て、


出て……


隣の男子生徒の給食のおかずの中に入りました。


「おい、俺のおかず食え!」


被害に遭った男子が怒るのもごもっとも。


そのあとは……


被害男子BくんがおかずをAくんのご飯に入れておりました。


食べられないね。


うん、食べられない。


無理矢理おかずをご飯に入れられたAくんは

なぜか逆ギレ。


……二人とも……


うるせぇ!


『よくあるよね☆』


廊下を歩いていると、


カチカチカチカチ


なんかうるさい。


思わず上靴の裏を見る。


画鋲が刺さっとるやんかーい!!!


しかも三個。


そりゃ廊下歩いてて変な音がするはずやん。


画鋲は取って、歩きましょう。


よくあるよね☆


『先生、大丈夫ですか?』


なにやら理科の先生が産休に入ったとかで、

かなりお歳の先生が来られた。


いや、黒板に書く字、震えとるがな。


ガスバーナーでマグネシウムリボンを燃やす実験をする日がが来た。


マグネシウムリボンを持つ先生の手が震えて、


ピンセットから、


マグネシウムリボンがガスバーナーに落ちた。


ボワッと大きな火が出て、消えた。


いや、先生、実験、危ないです。


理科室から出てきたら手がなかった


とかなったら、どうしてくれるんですかね。


『先生、熱弁しすぎです』


「いいか、ここ、大事だからな!」


先生、熱くなるのはわかるんですが、


その教壇から飛んだ唾、拭き取るのめんどいんですよ。


泡までついて、めっちゃ唾飛んでるやん。


大事なのはあなたの唾を拭きとる作業です。


『先生、落ち着いて、落ち着いて。』


「大庭くん」


先生に呼ばれても気づかない彼。



「大庭さん」


いや、大庭くん、早く気づきなって。


「大庭ー!!!」


ほら、先生キレたやん。


大庭くんもびっくりしとるやん。


『納豆』


給食に納豆が出た。


班で食べていた。


話が盛り上がって、向かいの男子が噴き出した、


鼻水が、納豆に、


in


した。


いや、鼻水を納豆に混ぜたらいかんぜよ。


『バレンタインデー』


一生懸命レシピ見ながらクッキーを作った。


ちょっと固めに仕上がったが味は良かった。


先輩に渡した次の日。


「せんべい、美味しかったよ」



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