6・魔王は、意外と……
結局、俺は一晩眠る事ができなかった。
そして、それといってソフィアに特になにかしたわけでもない。
ただ、ちょっとだけ見えたなんて余計なことは言ったりしない。
そんなことを考えているうちにソフィアが起きる。
「んっ、ん~!おはようございます。ルシフェル様~」
「ちょっとまって!その状態で体を伸ばすな!い、いろいろ見えちゃうだろ!」
ソフィアが伸びをするとそのしなやかなボディラインがくっきり見える。
そして上もすごいことになってる。はずだ。やっぱり恥ずかしくて顔をそらしてしまう。
「え?見える?ふふふ。見せてるんです。」
え、何この子?いつからこんな破廉恥な子になっちゃったの??いや、かわいいんだけどね。
「い、いや、そういうのいいから早く服を着ろ!」
「え~。いいじゃないですか。もう少し私とイイコトしましょうよ~」
そんなことを言ったかと思うとソフィアは、俺の体を押し倒してきて、俺がソフィアに覆い隠されている状態になった。
「何してるんだ、お前!」
俺は、無理矢理、ソフィアをどける。
「きゃっ!ひっどい!か弱い女性にそんなことしたらダメなんですよ!」
「いや、お前。俺の魔王の全盛期の頃の俺に、7割近くの本気を出させるんだぞ?そんなやつがか弱い訳があるか!」
「ちぇ~。ルシフェル様とイイコトできると思ったのに~!」
「なにが、イイコトだ!そういうのはもう少し経ってからだ!もう、いいから早く服を着ろ!今日も冒険者ギルドに行くぞ!」
「えっ!?じゃあ、いつかは私としてくれるってことですか!?」
ソフィア目が驚きと期待のこもった瞳に変わる。
「あぁぁあ!もう、いいから早くしろ!一緒に行かないのか?早くしろないないなら、おいていくぞ!」
「わ~!ごめんなさい!一緒に行かせてください!」
はぁ。朝から疲れた。
ていうか、ソフィアになんていうことを言ってしまったのだろう。ま、ソフィアが喜んだのならそれでいい。俺も、ソフィアは大事に思っている。なにせ、500年の付き合いだからな。
だから、だからこそ、今はダメだ。早まっては、ならない。
今は、ゆっくり関係を深めていこう。
どうも。~ひぐまんと~です。
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それにしても、ソフィアちゃん………大胆っ!////