5・魔王は、ヘタレだった
ソフィアから報告を聞いた俺は、これからのことを考えていた。
皆に、1000年後にまた会おうとか言っちゃったしなぁ。ソフィアは、主従契約を結んでるから、俺の存在は確認できていたと思う。だが、他の連中は、知らない。ここで、真の魔王として表舞台にでようか、でるまいか…
「なぁ、ソフィア。俺って真の魔王として表舞台に出ていった方がいいと思うか?」
俺の隣でハァハァ言ってるソフィアに聞いてみる。
「ハァハァ、いや、それは、ハァハァ、どうでしょうか、ハァハァ…」
こいつ、俺の匂いを嗅いで頭が回ってないな…
2人でいるときのソフィアは、使い物にならん。
はぁ、これからどうしよ。
■
「おい、ソフィア。俺は、もう寝るがお前はどうする?」
「あぁ、それでしたらここで寝させていただきますね!」
「いや、そんな笑顔で宣言されても困るんですけど!自分の宿に帰れよ!」
いきなり、なんちゅうこと言い出すんだこいつは!
「私、ずっと野宿してたんです。ルシフェル様がいないと思うともうなにもやる気が起きなくて………だからとりあえず今日は、一緒に寝てくれませんか?」
ソフィアが潤んだ瞳で見てくる。
うっ!やめろよそんな目!断りにくくなるだろうが!
「もう、俺は眠い!だから俺の眠りを妨げない場所で寝てくれ!以上!おやすみ!」
「おやすみなさいませ~。」
はぁ、疲れた。もう寝る!
■
俺は、なにか動く気配がするので目が覚めた。
「んっ?なんだ?………ってうわぁ!」
俺の隣では、全裸で寝ているソフィアがいた。肌が白いので、月明かりに照らされたソフィアの肌はさらに白く見え、どこか幻想的に見えた……
綺麗だ…………。
じゃなくて、なんで、全裸なんだよ!
やめてくれよ。俺、気になって寝れないないじゃないかよぉ。
その日の夜は、ソフィアの体をチラチラ見ることになってしまい眠る事がでかった………
そして、チラチラ見ることしかできない俺はやっぱりヘタレなんだと気づき、ショックを受けたり受けなかったり………
どうも。~ひぐまんと~です。
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ソフィアちゃんと寝てみたいです。