3・魔王は、再会する
まっ、まずい!
「ちょ、ちょっとお姉さん!落ち着きましょうね!」
「あら?あなたは…」
ニヤリと笑いやがってあいつ…
あれは絶対、俺だって気づいてる顔だな。
後でお仕置き、けってー。
「あぁ、あなたは、魔王ルシフェル様ですね。」
!?!?!?
こいつ、いきなり何言い出してるの!?ちょっとまって。こいつ、この状況を楽しんでやがる!
「はいっ!?あの魔王ルシフェル様ですか?何をおっしゃってるんですか?それより、あのおじさん達をどうするおつもりですか?」
「あら、ごめんなさいね。ヒール!」
殴りとばされたおじさんのひっどい傷が治っていく。こいつ、ヒール上手いなぁ。それも、元魔王の俺がいうほどに。
それより、ナンパおじさん達がが俺の隣でがくがく震えている。かわいそうになってきた。
「今日の所はこの人に免じて許してあげる。この人に感謝するのね。でも、次は覚悟してね。」
「はいぃぃぃぃ!!」
「すいませぇぇえぇん!!」
「ありがとうございますぅぅヴう!」
うわぁ。おじさん達、めっちゃびびってるやん。もっとかわいそうになってきた。
「にいちゃん。いや、兄貴!ありがとうございます!」
「「「ありがとうございます!兄貴!」」」
いや、兄貴ってなによ。兄貴って、、
めっちゃ、恥ずかしいんですけど、
「いや、兄貴っていうのはやめてね。あと、もうあいつには手をださないことだね。」
「はい!兄貴!今日はありがとうございました!」
「で、では、失礼します!」
「失礼します!」
おじさん達は、俺に挨拶してからあいつに怯えて逃げるようにして去っていった…
なんなんだ、あいつら。はぁ。
「さて、どういうつもりかな?ソフィア…」
どうも。~ひぐまんと~です。
読んでいただきありがとうございます!
コメントまってます。
今回は、短いので、もう1話あげたいと思います。