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俺は、魔王を引退したはずだが??  作者: ~ひぐまんと~
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1・プロローグ

 ~魔王~

それは、『恐怖の象徴』そして、『絶対的強者』…


「我は、今日を以て魔王の座を降りる…」


「お待ちください!魔王様!」

「どうか、考え直してください!」

「魔王様ぁぁ」


俺の名前は、魔王ルシフェル。もう、かれこれ1000年くらい魔王をしてる。部下の前では我とか言ってるけど、あれは建前ってやつだね。やっぱ堅苦しいのは苦手。


あ、そうそう…

魔王を1000年続けて分かった事がある。人間と魔族って争う必要なくね?ってね。だから、俺は魔王を引退することにした。


勇者にもこのことは伝えてある。『勇者と魔王』。一見相反する存在だと思われがちだかそうではない。勇者と魔王は、表裏一体。この大きな2つの存在があるからこそ、世界が成り立っている。


そんな勇者と俺は、手を組むことにした。まぁ、休戦協定ってやつだな。これで、少しは世界も平和になるだろう。そして、この世界に新たな王というか、カリスマ性のある奴を筆頭に人魔間で手を取り合えっていう意味でもある。


人間と魔族の戦争。もうそろそろ飽きてきたわ。人間にも魔族にも家族がいて、友人もいる。何も変わらないって事に最近気がついた。


「なぁ、我が同胞たちよ。なぜ我たちは人間と争っているのだろうか?」


「そ、それは人間が憎いからではないでしょうか?」


1人の部下が言う。


「いや、違うな。お前たちは、過去という概念に洗脳されているのだ。」


「ど、どういう…?」


「そんなことも、分からぬのか…少しは頭を働かせよ」


よし、全ての準備は整った!よし、ここでキメ台詞でも言って引退することとしよう。


「我が同胞たちよ。お前たちに1000年の猶予を与えよう。それまでに、人間と手を取り合い平和な世の中を作れ。そんな世の中がくれば、いずれ我も真の魔王として表舞台に顔を出すとしよう」


ゆっくりと俺の足下に魔方陣が浮かび上がってくる。


「こ、これはもしや!」

「まさかっ!」

「転生用の魔方陣っ!」

「いけません!魔王様!」


「お前たち、悪いな。また、1000年後に会おう」


そして、俺は光に包まれて意識が暗転していく…








どうも。~ひぐまんと~です。

新しいの書きます。

よろしくお願いします。

よろしけば、コメントまってます!

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