ただ俺は...この異世界で生きる意味が欲しかった
気づけば視界は暗闇に包まれた。どこもかしこも黒の世界。きっと死が訪れたのだろう。ならば受け入れるしかない。……しかし、それは違っていた。別の場所にへと足を運んでいたのだ。目の前の王様が言うには勇者としてこの世界に呼ばれたらしい。だけど俺は断った。世界を救う大きな責任は背負いきれないと。代わりにこの世界に住みたいと王様に頼んでみた。けれどそれはやめることにした。元の世界で生きる意味を探す事を決意し、元の世界に帰る。……そのつもりのはずだった。
※更新は不定期です
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