概要説明
物語に出てくる設定などの説明です。ある程度読んでから本編を見ていただくと、ん?とならないことが多くなると思います。
話数が進むごとに随時更新していきたいと思います。
◆従天使覚醒能力
本作における能力の一つ。
聖都市リヴァジオンの住民のみが聖学園アリアによる指導と訓練によって与えられる能力。
指輪や腕輪等のアクセサリや、タトゥー等の紋章から契約の儀を行うことで、人間と天使の間に信頼関係を結び、間接的に人間が契約した天使の"力"を使用することができる。
従える天使は人それぞれで、個人の能力や才能に見合った天使がその身に宿ると言われている。
『神に遣えしその御力を、我に今一度分け与えたまえ。その名を○○(従天使の名)』と詠唱することで力を発動することが出来る。
◆聖都市リヴァジオン
本作のフィクションコンテンツの一つ。
古くから天使を祀る都市で、年に一度、天界から舞い降りる天使が休息する唯一の場所である。
都市の歴史は長く、従天使なる契約の存在を発見したのはこの都市だけである。
更に聖騎士を育成し、悪魔に立ち向かうのもこの都市が唯一で、本作の世界の平和を担う重要な都市となっている。
地球の最南端に位置し、たった一つ孤立する島国である。また、その規模は非常に大きく、北部、南部、東部、西部、中央部と区間ごとに分けられ、面積は日本の約5倍はある。
◆聖学園アリア
聖都市リヴァジオン内に存在する学園都市。
通常の授業を放棄し、悪魔と戦うことのできる聖騎士を育成することだけを目的とした全寮制の学園である。
都市外の人間の入学を認めず、入学前から三年の研修期間を設け、『従天使の儀と入学試験の達成及び合格』を果たした生徒のみの入学を許可する等、敷居は高い。従天使の儀は聖都市リヴァジオン以外の人間が行うことは不可能で、入学試験は将来悪魔と戦うにふさわしい聖騎士になるための強さと資質を持ち合わせていなければ合格することは難しいものとなっているため、学園内の生徒は皆、それ相応の実力と覚悟を持っている。
また、研修を受ける年齢に制限はないが、入学後からの身体的能力や頭脳的能力の面を加味すると大体13歳から受けることとなっている。つまり入学時点では大体16歳からとなる。
◆聖騎士
聖学園アリアに在住する生徒及び卒業後聖騎士団リヴァジオンに属する騎士たちの総称。
従天使を持ち、悪魔との戦いを命じられている。
一般的に聖学園アリアに入学した時点で聖騎士の称号を与えられるが、階級が存在するため説明していこうと思う。
◇下級騎士
聖騎士における最下級の騎士。
主に聖学園アリアの一年生がこの階級に課せられる。
◇中級騎士
下級騎士の上位階級。
聖学園アリアにおける二年生への進級試験でこの階級以上に属さなければならない。
条件は下位悪魔十体の首または中級悪魔一体の首を一~六のチームグループで学園に提出すること。難易度はそこそこ高く、油断すれば大ケガを負うこととなる。また合格認定を受けるのはチームグループ全体となる。
二年生になるとこの試験を強制的に受けなければならないが、入学時点から受けることは可能だ。(教授の許可は必要だが)
つまり、一年生の時点で中級騎士の称号を持つ者も現れるということだ。
◇上位騎士
中級騎士の更に上位階級。
二年生への進級試験と同様に、三年生への進級試験に、上位騎士の称号の会得が存在する。
条件は中級悪魔五体の首または上位悪魔一体の討伐記録を一人~三十人のチームグループで学園に提出することである。
難易度は中級騎士の試験に比べ格段に上がり、死の危険性も出てくるため、教授の動員も義務付けられる。
◇三等聖騎士
上級騎士のさらに上の階級。
これは学園卒業後に、学園都市リヴァジオン本部直属の聖騎士就任志願者が試験を達成した場合にのみ与えられる。学園生でも称号を会得することが可能だが、学園生の時点で会得するには難しすぎる難易度である。
◇二等聖騎士
三等聖騎士の上の階級。
三等と二等には大きな壁があり、ここから実力の差が出てくる。
目安としては、一人で上位悪魔一体を討伐できる能力だと認識してくれれば十分。
◇一等聖騎士
二等の上位階級。
一等になると、聖騎士団の長を務めるほどの実力を持つこととなる。
実力だけでなく、戦場での冷静な判断も称号付与を決める重要な判断材料となる。
本作では、一等聖騎士の数は十二人である。
◇将軍
聖騎士の最上位階級である。
聖騎士団の最高戦力であり、全聖騎士の部隊長を務める猛者。
この称号を付与されるには、国民や都市皇から戦課を認められるほどの実力と経験を必要とされる。
本作では四人存在する。
◇都市皇
聖都市リヴァジオンを治める皇。
聖騎士として戦線に立つことはほぼ無いが、その統治力と指揮力、さらに実力でさえ世界最強のものを持つ。
聖騎士の階級は、実力は必須である。そのため、階級が大きくなればなるほど、従天使の階級も大きく、強大なものとなる。
◆悪魔
地球を支配しようとする本作での悪。
地獄へと通ずる門を開き、現世への行き来を可能にした悪魔皇サタンを筆頭に聖騎士との激しい戦闘が繰り広げられる。
また、悪魔にも階級があるため、説明していこうと思う。
◇下級悪魔
悪魔の中で最も階級が低い。
そのため、人を殺すことすらできないほど非力だが、数が底知れないほど多い。束になれば怪我では済まないことも。
地獄の門が開いてからは、聖騎士の監視が行き届いていないところで、現世に滞在している。
その非力さから、新米聖騎士の実践練習によく使われている。
◇中級悪魔
下級悪魔の上位階級。
下級悪魔に比べると力が増加し、人々に危険を脅かすほどとなる。
数は下級悪魔より少ないが、それでもかなり多くの数がいるため、大群で襲われると町一つ破壊されかねない。
現世に滞在することはほとんどないが、下級悪魔の大群長を務める中級悪魔が希に発見される。
中級悪魔を討伐できれば、もう新米聖騎士とは言われないだろう。
◇上級悪魔
中級悪魔の上位階級。
中級悪魔より数がぐっと減ってしまうが、一体の実力はとてつもないものとなる。
三等聖騎士十人が束でかかってやっと一体倒せるかどうか。
また、知能が追加され、言語を話すことが出来る。
現世に滞在している所を発見したことは無いが、悪魔が門から襲撃してくるときに、下位階級の悪魔を率いてやって来る事が多い。
◇魔将
上級悪魔の上位階級。
姿が人間と酷似し、より知能も発達している。
だが、力を発動すれば、固有の悪魔の姿になり、凶悪化する。
◇三大悪魔
魔将の上位階級。
姿は魔将と同じく人間と酷似している。
三大の名の通り、三体しか存在せず、それぞれが数体の魔将を配下に置いている。
自らが戦線に出たことは一度もなく、三大悪魔が結成されたのは第一次天界戦争後。よってその力量は未知数だ。
◇悪魔皇
全悪魔を統帥する長。
その強さはとてつもないものであり、人間界を脅かす諸悪の根源。
更なる力を求め、魔神の力を自らに取り入れようと試みる。
ちなみに、一度だけ、第一次天界戦争で都市皇と戦った事がある。結果は引き分け。
◇魔神
その名の通り、悪魔の神。
魔神として実在せず、既に死亡しているが、悪魔皇サタンによる策略で魔神の力を吸収するために肉体は保護されている。
かつて神と渡り戦ったと言われている。
◆地獄の門
悪魔皇サタンによって開かれた地獄へと通ずる門。
それによりサタン率いる何億もの悪魔の大群との戦争が繰り広げられた。結果、若かりし頃の都市皇(当時は将軍)による旧聖騎士団リヴァジオンによって世界滅亡を免れた。
それからは都市皇による力で門は閉じられるが、一年周期で門はサタンにより強引に開かれ、数多くの悪魔を排出している。
◆第一次天界戦争
悪魔皇サタンによる悪魔の軍勢が世界を襲い、聖騎士たちが立ち向かったことにより勃発した大戦争。
この戦争による被害は甚大で、特に激戦区であったライヤの故郷は全滅。生き残ったのはライヤのみとなった。
この戦争以降前都市皇が弱体し、間もなく死亡。それから一年半の間隔を開けて現都市皇がその地位に就任。(現都市皇とは、都市皇ノイゼ。)