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召喚されてしまった悲しみに?

ようやく題名のリーベル公国が出てきます。

しかし戦記ぽくはなっていませんね。

あとリーベル公国の人々の名前はドイツ系にしています。

あの部屋に居た時はきずかなかったが中々広い家である。

こいつら貴族か何かか? そう思いながら俺は彼についていった。

そして連れていかれたのは、食堂と思われる場所 だった、軽く7、8人が一度に食事が出来そうな大きなテーブルがありそこの席に先程の少女が座っていた。

「どうぞ腰掛けて下さい

一つ話したいことがありますので。」

「わ、解りました。」

それにしても他に人の気配は無い。

たった三人で話すのにこんなに大きなテーブル使う必要あるのか?

そう考えながら俺は、二人の向かい側に腰掛けた それにしてもこの二人、どんな関係なんだ?

親子というほど歳は離れているようには見えない それにあまり似ていないので兄妹でも無いだろう 恐らく夫婦か恋人同士だろう。

「さっきは、すまなかったな。」

「いえ、気にしないで下さい。」

まあ自分の家に見知らぬ男が居たら普通切れるよなアメリカの一部の州では撃ち殺したって合法だもんな。

「そういえば自己紹介がまだだったな、私の名は ハンス・フォン・シュマイザーだ、そして彼女の名は。」

「ハンナ・フォン・シュマイザーです。」

少女は答えた。

「えっと、俺の名前は乃木亮です」

俺も名を名乗った、さっきも名乗った覚えがあるがもう一度名乗ったほうがいいだろう。

「そうか乃木君かいい名だな。」

ハンスと名乗った青年は穏やかな口調で言った。 「あ、それは苗字で名前は亮です。」

そうだ、彼等の自己紹介を聞いた時きずけば良かったここでは、ウエスト式(名前が先にくる)だったのだ、それに合わせた自己紹介にすれば良かったな。

俺はそう思いながら訂正した。

「そうなのか、ところでこの本が読めるか?」

そう言うとハンスは、一冊の本を見せたそこには 見た事の無い文字が並んでいたが―

「読めます。」

なぜか読めた、そしてそこには、このような事が書いてあった。


”この呪文は、召喚魔法として開発したが、なぜか異世界の人間を呼び出してしまった、しかもこの魔法は普通の召喚魔法と違い時間経過に依る帰還も無い様なのだ、何せ彼を召喚してから一ヶ月も経っているのだから、 なおもう一度この魔法この魔法を唱えて見たがまた別の人が召喚されただけだった、それにしてももうしかしたらこれは召喚魔法では無く転移魔法かも知れない、だとしたら彼等をどうやったら本の世界に帰してやれるのやら、何せ最初に呼んでしまった色の白い彼は、 ドラ何とかライヒという国の総統らしいし、もう一人の色の黄色いのはニホンだったかニッポンだったかわからないが議員らしいからな出来るだけ本の国に帰してあげないと向こうに居る人達に迷惑がかかるしな、なお召喚された人物は、こちらの世界の言葉や文字が理解出来るようになるがその理由も今の所は 分かっていない”

俺はそれを読み終え二つのことが解った。

一つ目は俺は異世界に召喚(転移)されてしまったようである。

そしてもう一つは、いろんな都市伝説のネタになるあの二人の行方である最初に召喚されたのはあの有名なフューラーだろうし、もう一人は、マニラかどこかで行方不明になった皇國の突撃野郎だろう。

「読み終わったか?」

しばらくしてハンスが話し掛けてきた。

「ええ読み終えましたがいったいこの本は何なんですか?」

俺はハンスに聞いてみた

「この本は、今の魔術会を造り上げたナダレウシス・ダーベス氏の書いた魔術書さ、ただ変な呪文ばっかりが書いてあるものだがね。」

「つまりハンナさんがこの魔法を使ってしまい俺はこの世界に飛ばされたと?」

「そういうことだ済まない私の妹が迷惑をかけてしまって。」

そう言うとハンスは、頭を下げた。

ここの世界でも謝る時は頭を下げるらしい。

「おい、お前もちゃんと謝るんだ。」

「スイマセン。」

ハンナもハンスに指摘され頭を下げた。

そもそもの原因は、ハンナなのだから人に言われる前に自分から謝るべきなのだが・・・

「あの、いくつか聞いてもいいですか?」

「ええ、どうぞ。」

とハンスは答えた。

基本この人は穏やかで礼儀正しい人らしい、ついさっきまで俺を切り殺そうとしていた人物とは思えないまでに。

「まず一つに俺は帰れるのですか?後ここはどこですか?最後に貴方達は本当に兄妹なのでしょうか?」

最後の質問は必要だろうか?いや、まあ聞いて損はないだろう。

「そうですねまず第一の質問ですが今の所難しいですね。」

やっぱりなそう思ったよ まあ期待してなかったぶんショックも少ないが。 「後、第二の質問ですがここはリーベル公国の首都リーベンブルクです、 そして最後の質問ですが 私達は兄妹ですよ、まあ義理の、ですがね。」

苦笑いしながらハンスは答えた。

成る程、義理の兄妹だから似ていないのか。

「あそうだもう一つ聞いていいですか?」

「ええどうぞ。」

貴方は何のお仕事をなさっているのですか?」

「私は、リーベル公国軍 の騎士として銃剣部隊を率いています、ちなみにハンナは、首都の魔法アカデミーに在籍しています。」

成る程、騎士なのか、きっと給料も良いのだろうな、それにしても銃剣部隊とは、魔法があるのに銃とか科学的?な物もあるのだなそれにしても。

「魔法アカデミーて何ですか?」

この質問にはハンナが答えた。

「魔法アカデミーと言うのはリーベル中から魔法使いの才能がある少年少女を集めて魔法を教える所なのですよ、私こう見えてエリートなんですからね。」

「勝手に人の本の呪文を唱えて何も知らない異世界の人間を呼び出してしまうエリートだがな。」

ハンスが皮肉ぽく言った そして俺に向かってこういった。

「ところで明日、私と一緒に公王 陛下と謁見して貰えないだろうか?」

「え?はいっ?!」

何、謁見だって?

異世界に飛ばされてその翌日にそこの国のトップに謁見だって?

「お、俺も謁見するの?」「ああ、異世界から人を召喚するなんてことほとんどないからな。」

ハンスがそう言うとハンナは、

「もうそろそろ寝なきゃ駄目よね。」

と自分の部屋に逃げてしまった。

「あの、ハンスさん、一ついいですか?」

「どうしたんだ?」

「俺なに着て行けばいいのですか?」

今、俺の服装は学校の制服の黒い長ズボンと校章いりのカッターシャツである、こんな格好で謁見したら百パーセント不敬だろう。

ハンスは少し、考えてから。

「父の着ていた服を貸すのでべつに大丈夫でしょう、あと今夜は、家に泊まっていってください、間違えてとは言え異世界から呼び出してしまったお詫びと言っては何ですが。」

他にあても無いのでお言葉に甘えさせていただく事にした。

俺は客室と思われる部屋に通され後。

自分のケータイを見てみた。

液晶画面に映る時計は、午後7時半を指している どうやらいくらか時差があるようである、寝れるかな?

と少し心配だったが元来の寝付きの良さのおかげか、直ぐに眠る事ができたのである。

作者「よーやく題名のリーベル公国の名前が出せたぞ。」


ハンス「それは良かったですね。」


作者「そういえば、リーベル公国がどんな国かの説明がまだだったよ。」


ハンス「じゃあ今やればいいじゃないですか。」


作者「じゃあハンス君たのんだぞ。」


ハンス「何で私なんですか?」


作者「君、そこの騎士なんでしよ、だったらあなたから説明したほうがいいのでは?」


ハンス「仕方が無いですね、まずこのアウロピア地方に人が住み始めたのは、約三千年前だと言われています。」


作者「あの、長くなりますか?」


ハンス「ええ、かなり長くなりますよ。」


作者「じゃあリーベル公国の今の現状だけにしてくれないか?個人的には興味あるが あんまりややこしいと書きずらいのですが。」


ハンス「解りました、では改めて説明しましょう 人口は、約三千九百万人です。国土は約七十%が平地で、のこりの三十% のうち二十%が森林そして十%が山岳です、あと産業については、北部の沿岸地域では、主に漁業が盛んで東北部にあるグラーブス港やサーベス港等では、貿易も盛んです そいて西武においてはフラウ川流域を中心に農業が盛んです、東部においては公都リーベンブルクを中心に工業、商業が盛んです、南部においては 山岳地帯から採掘出来る銅や鉄、石炭等の採掘や精製等が盛んです、軍事においては、魔術兵が約5000人、銃剣部隊200000人長銃部隊80000人、剣歩兵部隊100000人、海軍15000人等、実戦部隊だけで約400000人です、政治においては、行政権立法権及び軍の統帥権は、公王に有りますが、現ゲオルク・フォン・ビスマルク公王 施政下においては、行政は宰相のヨーゼフ・フォン・グライム氏が、軍事は アルバート・フォン・アイヒマン氏が指揮しています。」



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